自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

僕のワンダフル・ジャーニー

前作「僕のワンダフル・ライフ」以上に突っ込みどころ満載だし、ほぼ予想した通りの展開になるが、前作同様泣ける。何故、米国でも日本でも前作より苦戦しているのか謎だ…。
突っ込みどころに関して最大の疑問は、転生を繰り返す犬の「犬生」から考えると、今回の主人公となる孫娘の年齢が途中から分からなくなってしまうことかな。最初の方はジョン・マイケル・モンゴメリーやノー・ダウトといった90年代半ばの曲がかかるし、電話のやりとりも家の電話を使い携帯電話の浸透していない時代感が出ている。それから、孫娘が高校生あたりになると、オール・アメリカン・リジェクツやザ・ダークネスといった00年代半ばの曲もかかる。この辺までは分かるのだが、その後、コロコロ、犬が転生するので、そんなに犬は早死にだったのか?と考えてしまう。前作は少年が初老になるまでに転生を繰り返していたから何となく納得できたが、今回は転生のペースがはやすぎないか?というか、前作から続けて考えると、年月の計算合っているのか?下手すりゃ、未来の世界になっているのでは?と余計なことを考えてしまう…。
 
それから、犬が○○の感知はするなとは思っていたが、相手は予想とは違った…。
あと、ハリウッド映画で珍しく白人ヒロインの恋の相手がアジア人というか、チャイナ系になっているのは、アリババが製作に噛んでいるからだよね…。しかも、白人どころか、黒人も2人の関係を自然に受け入れているのは不自然だよね…。アメリカの黒人なんて、「自分たちは差別されている」とほざくくせに、アジア人を差別しまくっているのにね。チャイナ系の理想の世界が、表現されているってことかな…。
 
それにしても、ジョン・マイケル・モンゴメリーを聞いたの久々だ!2年連続でオール4ワンにカバーされた(間髪置かずのリリースだから、カバーというより、競作の方がいいのかな?)うちの1曲、「I CAN LOVE YOU LIKE THAT」が使われていた。懐かしい!

f:id:takaoharada:20190918180845j:plain