ブライトバーン/恐怖の拡散者
脚本が酷い…。
そりゃ、本国ではソニー・ピクチャーズ作品なのに、日本では楽天・東宝東和共同配給なんてワケの分からない公開の仕方になるわけだ。ソニーは最近、日本でもホラー系作品を中ヒットさせていたりしたんだから、普通なら自分で配給するはずだしね…。
子どもの様子が最初におかしいと気付いた時の両親のリアクションがまずおかしい。子どもが人間ではないと知っているんだから、あのリアクションはおかしいでしょ。それから、その子どもが殺害する相手についてもご都合主義。自分に敵意を持った人間だけ殺すとか、だれかれ構わず殺すとかなら分かるが中途半端もいいところ。
ソニーにかわって日本の配給を担当した楽天と東宝東和が主題歌ビリー・アイリッシュを押し出した宣伝にしたのも、内容じゃ勝負できないって諦めていたからなんだろうな。
でも、エンド・クレジットが流れ出すと同時に席を立つ観客が多かったから、音楽好き以外には全然、日本ではビリー・アイリッシュの知名度がないことも明らかになってしまった。
個人的には主題歌になったビリー・アイリッシュ「バッド・ガイ」は今年の洋楽のベススト・ソングだと思うが。
とりあえず、目に刺さった蛍光灯の描写がグロい…。これは評価に値する。