自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

恐怖人形

ツッコミどころは多いが、かつてのアメリカ製スプラッターとジャパニーズ・ホラーのおいしいところをまとめたような作品だった。

変化球ではあるが、エ〇チしていたのが最初に殺されるとか、「すぐ〇〇」と言った人間が殺されるとか。童〇や処〇が生き残るといったアメリカ製スプラッターの定番を取り入れる一方で(キャンプ場の惨劇ってのもそうだし、チェンソーが出てくるのもそうかな)、ジャパニーズ・ホラーの定番、呪いも取り入れていて、まぁ、よくホラーを研究しているんじゃないのかなとは思った。それから、仲間を怪しく思わせたりするのは邦洋問わず定番かな。

ただ、ある人物の入れ替わりはご都合主義だった気もする…。

まぁ、巨大化した呪われた人形はほとんどギャグだよな…。チャッキー以上にね…。オチを考えれば、あれでもいいんだろうが…。そして、そのオチだと結局、呪いは何だったの?ってことにもなるんだけれどな…。なのに、続編作る気マンマンな終わり方だしな…。

それにしても、日向坂センター主演映画なのに、上映館・上映回数少ないな…。なので、全く公私ともに生活圏にない板橋で映画を見るはめになった。先月も、乃木坂メンバー主演作を見るために同じ経験をしたが…。結局、どんな人気アイドルでも今のアイドルは大所帯だから、グループ出演ではなく単独メンバーの出演作品では固定ファンの数がしれているから、上映館は増やせないってことなんだろうな…。まぁ、CDを100万枚売ったとしてもメンバーが50人いれば、単純計算で1人2万だからな…。そりゃ、映画の動員としては弱いな…。

それにしても、こさかなは可愛い。まぁ、キャンプ場が舞台なので、ほとんどの場面で可愛い格好をしていないのは残念だが…。ところで、頭と終わりに「おひさま」ってセリフがあるのは狙っているよね?

あと、中盤に唐突に主題歌が流れるのは全然、シーンに合っていない!

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