自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

アナと雪の女王2 日本語吹き替え版

基本的に吹き替え版で映画は見ない主義で(特に劇場では)、仮に吹き替え版のみの公開だったら、その作品を劇場で見るのを諦めることも多いという自分だが、何故か、松たか子&神田沙也加の「アナ雪」関連だけは、吹き替え版でも見てしまう。(勿論、字幕版も見るが)

長編2作、短編2作、この2人がゲスト出演した別の長編作品「シュガーラッシュ:オンライン」といった劇場公開された5作品はいずれも劇場で両バージョンを見てしまっている…。

本当、この2人は声優演技もミュージカルナンバーの歌唱も素晴らしいよなとつくづく思う。

離婚に関する多少のスキャンダルくらいで、声優としてもミュージカル歌手としても素晴らしい神田沙也加を亡き者にするなんていうアホな動きにならなかったことを喜んでいる。

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それから、この吹き替え版を見て感じたのは、このバージョンが年に1回くらいしか映画館に行かない人が見る映画なのかなということ。今年は確かに大ヒットと呼べる作品が「天気の子」、「アラジン」、「トイ・ストーリー4」など色々あったが、これが決定打って気がする。

何しろ、上映中にもスマホのライトが点灯していると思われる状況が結構あったし、子どもが泣いていても構わない親もかなりいた。そして、映画館に滅多に来ない人だらけというのを感じたのは、エンド・クレジットが流れ出した時に、きちんと見ているこちらに対して「とっととどけよ」という圧力をかけてくる観客が多かったことかな。エンド・クレジットが流れ出した瞬間に人の前を横切って席を立ったり、スマホを点灯させたりくらいなら、「あっ、こいつは映画に対して興味ないんだな」くらいの怒りで済むが、「エンド・クレジットなんかをいつまでも見ていて席をどかないのはマナー知らず」みたいな勘違いした圧力をかけてくる連中はさらに許せないな!

それにしても、今作のアナは可愛い。(前作でも可愛かったけれど)

あと、あのミニドラゴンみたいなのも可愛い。

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