2019年ベスト・ソング(邦楽編)
①ハルノヒ/あいみょん
歌い出しの言葉が「北千住」なんて曲が一般受けする邦楽に登場する時代になるとは…。下町民としては感慨深いの一言に尽きる。
それにしても、あいみょんの曲って似た曲ばかりだな。そりゃ、紅白に2年連続で出場できないわけだって感じかな。結局、今年アルバム1枚、シングル3枚出したけれど、一番人気あった曲が去年の「マリーゴールド」なんだからな…。
②大丈夫/眉村ちあき
TOKYO IDOL FESTIVALのステージでこの曲を聞き、涙を流してしまった。
いや、アンダードッグ的な立ち位置の人間なら泣きますわ、この曲!
それにしても、ステージ運びが見事だったな。MCにおけるアンダードッグやドルヲタに刺さる言葉遣いもそうだし、そのMCからシームレスに曲に入っていく展開も見事だった。
③キュン/日向坂46
1サビの直前にこさかなが「可愛い」ってささやくが、あれって、男が自分についた風俗嬢とかキャバ嬢が好みでくどきたい時に言うやつ、そのものだよな。あるいは、アイドルとかの握手会でファンがそのアイドルとかに言うやつ。つまり、こんな気持ち悪い歌詞を堂々と書けるから秋元康は長年、アイドル界の王者でいられるってことかな。
④PA PA YA!!/BABYMEATAL feat. F.HERO
ここ最近のベビメタ曲は曲の出来不出来はともかく、「この曲ってベビメタである必要がある?」ってのが多かったが、これは久々に良い曲だと素直に思えた曲だった。
まぁ、歌詞は「祭りだ!祭りだ!」と言っているだけで、ほとんどサブの世界だが。
ところで、この曲が収録されたアルバムが全米アルバム・チャートで13位を記録した際に、「坂本九の記録を上回り日本人女性アーティスト最高位」という意味不明な紹介がされたが、日本の大手メディア(スぺシャとか音楽専門メディアは除く)が全米3位を記録したJojiの存在を無視するのは何故なのだろうか。Jojiはベビメタが1曲も達成できていない全米シングル・チャートへのランクインも果たしているのにな…。日本の芸能界的な枠組みとは関係ないから日本人アーティスト扱いしないってこと?
⑤人生Blues/モーニング娘。’19
フォーメーション・ダンスのパフォーマンスを意識したようなEDM歌謡調の曲はぶっちゃけ、どの曲も同じような曲だし、MVもスタジオで踊っているものばかりでかわり映えしないが、この曲はMVもドラマ仕立てだし、曲調もEDM歌謡路線ではないし、人生応援歌的な曲で結構、グッと来た!
≪参考≫
2010年代ベスト・ソング
個人的には秋元康最高傑作だと思う。「山盛り待ちぼうけ」このフレーズも最高!
アニソン部門「ルミナス」ClariS
一般邦楽部門「I Don’t Like Me」Aldious
(アゲ)嬢メタルとか言われたガールズ・メタル・バンドのブームのフロント・ランナーだったが、ボーカルをはじめ、メンバーはころころ変わるし、サウンドもどんどんメタル色が薄れていくし、気付いたら、ガールズ・メタル・バンドのトップの座もLOVEBITESに奪われてしまったし(しかも、海外でもそこそこ評価されてしまった)って感じで、正直落ち目になってしまったが、このいかにもメタルらしいパワー・バラードがリリースされた2013年頃は勢いがあったな。