自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

キネマ旬報ベスト・テン

面白いとは思うが、明らかに賞レース向きでない作品である「翔んで埼玉」とか「キングダム」を最優秀作品賞候補である優秀作品賞受賞作品に選ぶ日本アカデミーはクソだと思う。というか、ノミネートという言葉を使わず日本の芸能界特有の談合とか忖度で優秀賞受賞なんて言っていること自体クソだが。
でも、それと同じか、あるいはそれ以上にキネ旬ベスト・テンもクソだ。邦画のベスト・テンなんて誰も見ていない作品ばかりだしね。年間150本以上映画館で見ている自分でも10位以内で見た作品、1本しかない…。
邦画のミニシアター系の作品ばかり見ている人には、納得のラインアップなんだろうが、自分みたいに邦画も洋画も、実写もアニメも、大作も小品も、賞レースを賑わせるような作品もクソ映画も、ヒット作も大コケ作品も、何でも見る人間にとっては、到底、カバーしきれない作品ばかりだ。
まぁ、ミニシアター系邦画に偏ったシネフィルから見れば、自分なんて映画好きにも入れてもらえないのだろうが…。
それから、洋画も邦画ほど偏ってはいないけれど、いかにも中高年が選んだラインアップって感じだよな…。クリント・イーストウッド監督作品が相変わらず上位に入っているし…。

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