自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

習い事(「スカーレット」を見て思ったこと)

今日の「スカーレット」を見て思ったこと。

百合子が娘に、ピアノ・習字・珠算を習わせ、さらに学習塾にも通わせようとしているというエピソードが出てきたが、自分はその全てに通っていた。というか、これにプラス剣道もやっていた。まぁ、2年程度でやめたものから8年以上やったものまで色々だったが…。

百合子の娘同様、嫌々通ったものもあったし、自分が育った墨田区八広という土地は、勉強とかスポーツとか芸術とかに秀でた人間が妬まれ、いじめや嫌がらせの対象になることが多かったので、習い事で同級生と遊べないのも嫌だった。
それから、「ピアノなんて女のやるもんだ」みたいな偏見も当時はあったから、ピアノの時間になるとレッスン場へ牛歩戦術で行くこともあった。(習っていたのは幼稚園時代。多分、嫌々レッスンに通った記憶は自分の中で3番目か4番目くらいに古い記憶)

でも、大人になって振り返ってみると習い事していて良かったと思う部分って結構あるんだよな…。

ちょっと聞いただけですぐに曲が頭の中にこびりついてしまうのはピアノを習ったおかげだし、数学が大嫌いなのに計算がはやいのは珠算のおかげだし、簡単に筆跡を真似られることのない、とめはねが強調された字を書けるのは習字のおかげだし、靴紐を結べるようになったのは剣道のおかげだからな…。

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