自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

野性の呼び声

いかにも、ディズニー映画向きの内容なのに20世紀スタジオ(旧フォックス)のロゴが出るとは…。まぁ、20世紀スタジオ(旧フォックス)はディズニー傘下になったのだから、これもディズニー映画といえばディズニー映画なんだよな…。

そして、この作品を見たいと思った最大の理由は20世紀スタジオと名称が変わったバージョンでの新しいロゴを見たいというものだったりもする…。あのファンファーレも鳴っているし、ロゴのデザインも基本は同じなのだが、文字が20世紀スタジオとなっているのは何か慣れないなって感じかな。

ディズニーは「2分の1の魔法」や「ムーラン」の公開は延期したのに、この「野性の呼び声」は延期しないんだな…。まぁ、東宝が「ドラえもん」の公開延期を発表した時点で、こちらは公開前日だし間に合わなかったってのもあるのかな。

もしくは、旧フォックス系のレーベルから出る作品はディズニーにとっては、格下扱いなのかな。元々のディズニー作品の方のプッシュが優先だから、旧フォックス系作品はヒットしなくても仕方ないみたいな感じ?何か、典型的な合併前の力関係が、合併後も派閥として維持されるって感じなのかな。日本企業も外資もそういうのは変わらないってことなのかな…。

 作品自体は、本当、久々に見た王道の映画って感じ。映画ってこういうのでいいんだよって感じかな。それにしても、登場する動物たちはCGなんだよな。だから、あそこまで色んなことができるんだよなって思ってしまう。それと同時に過去の同じ原作を映画化した作品って、実際に動物を使っていたんだから撮影が大変だっただろうな…。というか、ケガした動物もいただろうし、下手すりゃ今でいえば虐待になるような撮影も行われていたんだろうなと考えてしまう。

それにしても、ハリソン・フォードと人間の言葉を離さないキャラクター(今回は犬)との対話シーンを見ると、どうしても、「スター・ウォーズ」シリーズのハン・ソロとチューイの関係を思い浮かべてしまうな…。

それから、X・アンバサダーズの主題歌、ロックというより、ほとんどカントリーだな…。

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