自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

歌舞伎町シャーロック

何か知らんが、半年にわたって全話を見てしまった。

 このアニメを見て改めて思った。やっぱり、腐女子受けする要素のある作品ってつまらない。腐女子という言葉が出てくる前、こういうオタク女子に受ける作品はヤオイ(ヤマなし・オチなし・イミなし)系と呼ばれていたことを思い出す。この作品もまさにヤオイだった。

 結局、腐女子ってのはストーリーとかは求めていないんだよね。自分たち好みのキャラクターが、自分たち好みの声優によって演じられていて、BLっぽい要素があれば、それで満足なんだよ。

 そして、オタク業界は今では男ではなく女子によって経済が回されている。声優のCDも男性声優の方が売れているしね。だから、腐女子受けの作品が増える。そして、彼女たちに受ける内容にするから話がつまらないんだよね。

 

本作でも、推理落語なんてのを取り入れているが、アレなんて推理ものでは一番やってはいけないことでしょ。推理する場面を見せずに、いきなり落語で、顛末を語ってしまうんだからね。それって、伏線も何も見せずに、いきなり、犯人は誰々でしたって言っているようなものだからね。

 

とりあえず、ほとんど出番のない東山奈央の可愛い声を聞くだけのために半年も見てしまったな…。

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