自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

土曜日には映画館…

映画館が営業自粛になったおかげで、非常に寂しい思いをしている…。

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 4週連続で土曜日に映画館に行かなかったのって、年末年始とかお盆を除くと基本土曜日出勤だった時代以来だから、22年ぶりくらいか…。

(まぁ、1週目はコロナによる映画館の営業自粛ではなく仕事のせいだったが…)

仕事とか体調不良、冠婚葬祭、ライブ・演劇など超時間拘束される別の用事がある時を除けば、基本、毎週土曜日は映画館に行っていたからな…。

 こうして、崩れた日常が非日常ではなく日常になっていくのはつらいな…。

 約25年前に仕事の都合(スケジュールとストレスの両方)で映画館離れした時は、戻るのに、9ヵ月くらいかかったが、今回もそうなってしまうのだろうか…。

 

ということで、4月の劇場での新作映画鑑賞本数は、たったの2本で終わってしまった…。これって、先述したように、仕事のストレスから映画館へ行く気が失せかけていて1本も見なかった1995年の12月以来の低水準だ…。

 

この年って、春から夏にかけては、当時の担当番組の帯企画コーナーディレクター、OAディレクター、ADチーフを兼務した上に、当時、社員として所属していたプロダクションの収録のFD手伝いが月2回あってって感じで、ほとんど休みがなくて映画館に行く時間がなかったんだよね。で、秋から年末にかけては、番組内の派閥争いに巻き込まれて、24歳にして窓際族にされるという感じで、ストレスがたまりまくり映画館に行く気も起きなかった。年が明けて映画館に行く気が戻ってきたのは、母親が当時勤めていた会社の経営が傾き、「金を貸してくれ」だの何だの言い出して、家にいたくなかったからっていう理由だったりするんだよね。

 

そして、映画館に行くという日常が奪われた時期に映画館を題材にした映画「海辺の映画館ーキネマの玉手箱」を手掛けた大林宣彦監督の訃報が入ってきた。

 

たのきん映画ブルージーンズメモリー」を見に行った小学生の自分は、同時上映だった「ねらわれた学園」の意味不明さに呆気にとられてしまったんだよな…。でも、その後、「ブルージーンズ」の内容はすっかり忘れても、「ねらわれた」の印象は鮮明に残っていた。それが大林作品との出合いだった。ユーミンの曲で一番好きなのも、この作品の主題歌だし。もちろん、「時をかける少女」は主題歌を含めて大好き。

そして、何気に大林監督が角川3人娘全てと作品で関わっていることを思い出した。

‪「ねらわれた学園」で薬師丸ひろ子

‪「時をかける少女」などで原田知世

出演ではなく主題歌担当だけれど「少年ケニヤ」で渡辺典子

 

それにしても、コロナがなければ遺作となった「海辺の映画館」は生前に公開できていたんだよな…。というか、亡くなった日が公開日のはずだった…。

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 追記

ここ数週間の外出自粛モードのおかげで、ブルーレイプレイヤーのHDDにたまっていたものが消化されてしまった…。