自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

STAY HOMEで配信作品鑑賞

「サムのこと」

「サムのこと」全話無料配信を見た。主題歌は最後にまとめてかかるだけだと分かりガッカリ…。毎回きちんとエンディングを見たければ、dTVに加入しろってことか?アイドル系のドラマって、こういうの多いよな…。同じ乃木坂の「乃木坂シネマズ」も地上波放送バージョンは数分カットされていて、完全版を見たければ、FODに加入しろとか言っていたもんな…。金が欲しいのは分かるがセコいな…。だったら、完全に有料会員のみが見られるようにすればいいのに…。不完全版を見せて、きちんと見たければ、加入しろっていうのは、やっていることがぼったくりのバーや風俗と同じだよな…。

ただ、最後に1回だけ主題歌が流れるという形にして1本化されたおかげで(まぁ、エピソードの変わり目で関連配信ドラマの宣伝は入るが)、テアトル新宿あたりでかかるミニシアター系邦画みたいな雰囲気にはなったかな…。と思ったら、制作クレジットに東京テアトルとあった…。そりゃ、テアトル新宿向きの内容になるわけだ…。

それにしても、主題歌になっている「I see…」って良い曲だよな…。卒業延期になったまいやんセンターのシングル表題曲や、まいやんソロの卒業ソングより断然、良い出来。実際、林檎音楽の順位とかもこっちの方が上だしね。

カメラを止めるな!リモート大作戦!」

カメラを止めるな!リモート大作戦!(リモ止め)」を見た。ワンカットでもなければ、ゾンビものでもない。ぶっちゃけ、これまでの「カメ止め」シリーズの2大要素を放棄してしまった作品である。でも、泣けた。

「また、映画を撮りたい」「また、映画館で映画を見たい」

全ての映画関係者、映画ファンの共通した思いを感じることが出来た。こりゃ、映画に対する思い入れがある人間なら泣かずにはいられないな…。「また、現場で」という合言葉もいい!

最初の劇場版のときには、盗作騒動が出てきたり、出演者が事実上、金を払っていたから低予算で出来たりなんてのが判明したおかげで、正直、このチームにはあまり良い印象を持つことができなかったが、本作ではそういう悪印象は全く感じなかった。

「今回のコロナ感染拡大により、人間の本質が明らかになった」って多くの人が言うが、それは本当だなと実感。リーダー面した奴の無能さが分かる一方で、胡散臭いと思っていた奴がいい人だと分かったりとかね…。

それにしても、秋山ゆずきは相変わらず可愛い。というか、「カメ止め」シリーズに出ているときの秋山ゆずきは特別可愛い。

 

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