自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

東京スカイツリー開業8周年

雨でよく見えないが、今日は東京スカイツリー開業8周年の記念日なんだよな…。
 
高額な入場料が必要な展望台に行かないと楽しめないイベントを増やしたり、4階の広場でも誰も利用しないような高額のビアガーデンをやるために、開業当初は大々的にやっていた「すみだストリートジャズフェスティバル」のスカイツリーステージが年々、しょぼくなったりしているし、東武の強欲なやり方には腹が立って仕方ない。
 
そういえば、「すみジャズ」、今年は中止にはしないものの通常の形式での開催を断念したということだが、どんな形式でやるのかな?トークイベントのみ?配信でやる?それとも、ソーシャルディスタンスのスペースが作れる錦糸公園でのみやる?
 
話は東武に戻るが、台東区と一緒になって、スカイツリーがまるで台東区の観光施設みたいなアピールをするのも腹が立つ。
 
スカイツリー周辺の店舗も、結局、施設内(ソラマチ)で飲食や買い物が完結してしまうから、全然、恩恵を受けられないし、ガッカリしている人も多いと思う。
でも、ソラマチ内の青果店、その辺のスーパーより安くて質がいいし、書店は墨田区内トップクラスの品揃えだと思うし、ユニクロ錦糸町とかより安かったりするんだよね。
今はこういうご時世だから行けないけれど、ちょっと前までは、母親の年金支給日に合わせて、ソラマチに母親と買い物に行っていたしね。
 
そして、スカイツリーが出来たことによる最大の恩恵は何と言っても、墨田区という地名の知名度が上昇したことかな。
開業前は都民でも、ネイティブでない人や、ネイティブでも多摩地区住民など下町文化と縁遠い人は、墨田区の位置を理解していなかったしね。
ましてや、スカイツリー所在地の押上をきちんと読める人もいなかった。
というか、NHKのアナウンサーですら、地元民からすれば、おかしなイントネーションで読んでいたりすることもあった。
 
今では、墨田区というとみんな、スカイツリーのある自治体で、隅田川沿いの区だというのを理解してくれているし、ひと昔前の上京者は墨田区を見下していたが(あんたらは田舎モンだから知らないだけで、23区内で墨田区ほど区内全域の交通の便が良いところなんてないんだぞ!区内全域を公共の交通機関と徒歩のみで移動できる区なんて他にないからね!)、最近は若い世代が墨田区に住むようになったし、錦糸町で遊ぶようになったからね。
いまだに、中高年の芸能人なんかは錦糸町をバカにしているが、それは、あんたらが無知なだけだよって言いたい。
まぁ、そういう新興住民が増えたから、錦糸町周辺で新型コロナウイルスの感染が多かったというのはあるのかもしれないが…。
 
とりあえず、墨田区知名度が上がったのは嬉しいと思う。

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