自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

milet『eyes』

新曲が出るたびにタイアップがつき、言い方は悪いが、ゴリ推しされている割には、イマイチ、ブレイクしきれないmiletのやっと出た1stアルバムを購入した。
ただ、このアルバム、これまでに出たEP盤をまとめたものに新曲を足したほとんどベスト盤みたいなものなので、やっぱりこうやってまとめて聞いてみると、ほとんど同じような曲ばかりだよなと思ってしまう…。

現在の邦楽にしては珍しく、世界のミュージック・シーンにリンクしたような音楽性で、リアルタイムの洋楽をうまく邦楽化しているなとは思うのだが、いかんせん、同じような曲ばかりなんだよな…。


あと、ブレイクするまでは、洋楽好きなのか、一般邦楽リスナーなのか、アニオタなのか、何でもいいが、ターゲットを絞った方がいいような気もするんだよな…。
Aimerみたいにある程度、アニソン系のファンの支持を得てから一般邦楽ファンにアピールしていったみたいな感じでもないから、たまにアニメ曲やっても、アニソン系のファンに熱烈に歓迎されるほどでもないし、中途半端なんだよな…。


あと、韻の踏み方が笑ってしまうところもちと問題かな…。
「inside you」では“inside”と“最初”で韻を踏んでいるし、「You & I」では“いいのに”と“need it now”だからな…。
まぁ、毎回、CDが出るたびに買っているから嫌いではないんだけれどね…。

f:id:takaoharada:20200603154623j:plain