自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

リサ・バティアシュヴィリ『シティ・ライツ』

リサ・バディアシュヴィリというヴァイオリニストのアルバム『シティ・ライツ』を購入。タワレコメールマガジンでこの作品のリリース情報を知ったが、その時に気になったのは『シティ・ライツ』というタイトルだった。


そして、その広告記事を読むと、予想通り、このタイトルはチャールズ・チャップリンの名作中の名作「街の灯」から来ていることが分かった。
「街の灯」をこれまでの人生の中で見た映画の中で最も好きな作品に挙げている自分としては、これはチェックせねばならぬということで早速購入することにした。


アルバムのリード曲ともいえる「シティ・メモリーズ」という楽曲がチャップリン作品の音楽のメドレーになっていて、「街の灯」以外にも、「モダン・タイムス」や「ライムライト」の楽曲が選ばれている。「モダン・タイムス」からの「スマイル」くらいしか知らない人も多い(というか、「スマイル」が映画の曲と知らない人も多い)だろうが、本当、チャップリン作品の音楽って名曲が多いんだよね。


そのほかにも、これを好きな映画に挙げとけば無難だろう(アラサーからアラフィフくらいの現象かな?)作品で1、2を争う「ニュー・シネマ・パラダイス」の愛のテーマも演奏されている。(ちなみにもう1作は「ショーシャンクの空に」)
クラシック好きのみならず映画好きにも楽しめるアルバムかもしれない。

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