自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

透明人間

新型コロナウイルスの影響で公開が延期されていた「透明人間」がやっと公開された。

ホラー映画にしては、2時間を超える上映時間はちょっと長いかなと思ったが、実際に見た感想ももう少し短くてもいいのではというものだった。

まぁ、ツッコミどころだらけではあるが、全体としては楽しめたと思うし、敵が姿を現すまでのジラシ方もうまいとは思う。

でも、「ゲット・アウト」と同じ製作会社の作品ということもあって、若干、ポリコレ臭が強いところは気になったかな…。

白人女性の主人公と黒人警官親子が仲良しなのは、いかにもって感じだしね…。

 

そして、ネタバレになるから詳しくは言わないが、オチの後味はよろしくないしね…。

何というか、Blaak Lives Matterの一連の出来事とかぶるんだよね…。

確かに、警官が黒人に対して過剰な取り締まりを行い、死に追いやってしまったのは問題だと思う。

でも、元をただせば、死んだ黒人は犯罪行為を行っていたから、警官に追及されたというケースが多いんだよね。それから、黒人の死に抗議する人たちが暴徒と化し、略奪行為を働くのもおかしいよね。

なのに、黒人は差別されているんだから、悪いのは警官だという論調しか認められない状況に米国ではなってしまっているし、日本でもリベラル、左翼、パヨクはもっぱら、この論調に同調している。それこそ、「おかしくない?」って言っただけで、人種差別主義者扱いされてしまう。そんなおかしな風潮に通じるんだよな、本作のラストは…。

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黒人や女性は被害者だから何やってもOKなの?