自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

EYES ON ME : THE MOVIE

世界のミヤワキがメンバーとして活躍するIZ*ONEの音楽ドキュメンタリー映画を鑑賞。
さくらたん目当てで見ていたはずなのに、奈子が多少ぎこちなくても韓国語でグイグイとメンバーと絡んでいる様子とか、日本にいた時には興味の対象外だったのに本田仁美が可愛いと感じるとか、余計なところばかり気になってしまった…。

それにしても、奈子の歌声って韓国語でもすぐに分かるよな…。HKT時代から指摘されていたことではあるが…。「12秒」の“テトラポッド”のパートでその印象的な歌声に気づいた人が多かったのかな?

個人的には、さくらたんが日本のファンを意識して日本語で話す場面が多いのはちょっと気になったな。プロ野球でいうところの助っ人外国人選手みたいな感じかな。

ところでIZ*ONEって日本だと女子人気が高いグループってイメージで国内のパフォーマンスだと女子の黄色い声援やコールが目立つのだが、韓国のライブだと日本の女子アイドル同様、野郎の声援やコールが目立っていたのが印象的だった。
日本のオッさんドルヲタには、日本人メンバーがいようがいまいがK-POPなんか認めようとしないというネトウヨ嫌韓思想の連中がいかに多いかが実感できた。


それはさておき、ネット民の中にはIZ*ONEのことを会津湾と呼んでいるのがいるが、これっておかしな当て字だよなと思う。“アイズ”、つまり“す”に点々なんだから、“つ”にてんてんの“あいづ”を当てるのは間違いだよね?
まぁ、築地も字面でいえば、“ち”にてんてんなのに、かな表記は“つきじ”と“し”にてんてんになっているから、細かいことは気にするなってことなのか?

 

よく考えたら、“洋画”を見るのは久しぶりだ。ここ最近、ハリウッド系の新作の供給が事実上ストップしているのをいいことに、大手・ミニシアター系問わず、次から次へと邦画の公開が相次いでいるせいで、見る作品も邦画ばかりだったからな…。
まぁ、この作品は、キネ旬的思想に洗脳された映画通の人たちには“洋画”どころか、“映画”扱いも“ドキュメンタリー”扱いもされないのだろうが…。

 

コンサートをほぼそのまま収録したライブ・ビデオでも、秋元系アイドルでよくある裏側を見せるのが中心のドキュメンタリーでもなく、ライブ映像の合間にメイキングとかが入るって感じの作りだからな。そして、秋元系アイドルのドキュメンタリーだと、パフォーマンス映像はブツブツに切られてしまって、きちんと聞けるのは数曲ってことが多いが、この作品では基本フルコーラスで収録されている。つまり、ライブもメイキングも楽しみたいファン向けの作品だから、カメラワークがどうのとか、編集がどうのとか、演出がどうのとか言う作品でもないしね。

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