「ぐらんぶる」公開を機にフェミやリベラルの矛盾を考える

フェミとかリベラルとか呼ばれる人たちが、性的なイメージを抱いてしまうようなアニメ・コミックのキャラクターを老若男女の目にふれるキャンペーンに起用することを批判するのはごもっともだと思う。
献血キャンペーンに巨乳を強調したキャラを使ったり、みかんのキャンペーンに下着のラインを強調した女子生徒キャラを使うのはありえないと思う。
そして、こういう批判に対して“表現の自由の侵害”などと言っているオタクたちに対しては、“君たちには常識がない”という思いしか抱けない。
ちなみに自分は、アニメもアイドルもAVも風俗も否定しない、というか、好きな人間なので、どちらかといえばオタク側の人間だ。そんな自分でも、社会常識や国際感覚から見れば、ああいうのはナシだと思う。

ただ、こういうフェミとかリベラルと呼ばれる人たちって矛盾だらけなんだよね。下ネタだらけで、新入大学生、つまり未成年の男子が裸で歩き回る実写版「ぐらんぶる」は批判しないんだよね。しかも、この作品には男子大学生同士が抱き合うシーンもある。男の裸やBLを批判するのはゲイの差別につながるからしないの？
違うよね。明らかに自分たちが好きなものだから批判しないんだよね。イケメンだからOKなんでしょ？キモいオタクの好きな萌えキャラは許せないけれど、自分たちが好きなイケメンならOKってことでしょ。こういう矛盾がフェミやリベラルが嫌われる理由なんだよね。

そもそも、フェミとかリベラルって矛盾だらけなんだよね。“在日コリアンを差別するな”とか言っておきながら、彼等の書いた文章とかを見ると、欧米の政治家を呼び捨てにしておきながら国内の政治家にはさん付けしてあるものも多いしね。

こういう矛盾は日本のフェミやリベラルに限ったことではなく世界共通のものだと思う。「風と共に去りぬ」における黒人の扱いが良くないから、注釈をつけて配信することにされた一方で、黒人がアジア人をバカにする「ラッシュアワー」シリーズに関しては何も言わないんだからね。黒人の気に入らないことをするのはNGだけれど、黒人がアジア人を差別するのはOKっておかしいだろ！

あと、白人が黒人の役を演じるのはダメだが、黒人が白人の役を奪うのは問題ないというのも自分勝手すぎる。

それから、黒人はよく、“白人の作った映画で黒人は活躍できない”とか言うけれど、黒人監督の映画とか黒人アーティストのMVって不自然なほど、黒人以外のキャラクターが出てこないよね。出てきても酷い扱い。街中全て黒人なの？みたいな作品が多いよね？それはOKなの？

そもそも、人種問わず、フェミやリベラル思想を展開する人がセクハラやパワハラをしているしね、ハリウッドって…。そういう矛盾だらけなところがフェミやリベラルが嫌われる理由なんだよな。

まぁ、自分みたいな冷静な立場で見ている人って少数派なんだろうな。ネトウヨ思想が多いオタクからはパヨク扱いされ、パヨク思想が多いフェミやリベラルからは老害ネトウヨ扱いされるんだろうな。何か、自分たちの信条と100%合致しない人は敵扱いされる、ここ最近の風潮って嫌いだな…。