自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

宇宙でいちばんあかるい屋根

清原ちゃん初主演映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」を鑑賞。初主演ということに驚いた。今まではヒロイン役はあったけれど、主役ではなかったってことなんだよな。彼女の演技って印象的だから、つい、主役のように思ってしまったってことなのかな?

作品自体は予想通り、自分好みの作品だった。
ツッコミどころは多いけれどね。
主人公の憧れの隣人のお兄さんが事故に巻き込まれるシーンとか唐突だし、謎の人物の正体に関しても辻褄が合わないところがあるし、主人公が書道を習っていることに対する両親のリアクションも説明不足。でも、全体の雰囲気は自分好みだった。

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というか、清原ちゃんが可愛い!

何故か自分は、彼女がこれまでに出演している映画を全部見ているのだが、いつの間にかファンになっていたようだ。多分、「3月のライオン」あたりで彼女の出ている映画は今後も追っていこうと思うようになったんだろうな。
やっと、映画ファンやドラマ好き以外の一般にも彼女の知名度が上がってきたようで、最近はいろんなテレビ番組に出たり、雑誌などのインタビューに応じたりするようになっているけれど、そういう番組や記事を見ると、可愛いというよりかは完全に大人の女性になっているよね…。ぶっちゃけ、今のルックスだと、女子生徒役は難しいかも…。

それにしても、清原ちゃんって不幸な生い立ちの役を演じるのが多いよね…。本作と同じ藤井道人監督の「デイアンドナイト」では施設で暮らす少女の役だったし、「愛唄」では難病と闘う少女だったし、朝ドラ「なつぞら」では戦災孤児。そして、本作では血のつながらない母親の妊娠に悩む女子生徒…。本当、不幸な役が多い…。昭和な雰囲気があるからかな?昭和のアイドル主演の映画やドラマって、そういう設定多いしね。

 

それはさておき、主題歌も清原ちゃんなんだな。思わず、CD買ってしまったが…。主演女優が主題歌を歌うのも昭和っぽいよな…。角川映画みたいって言いたくなったが、よく考えたら本作も角川映画なんだよな…。80年代とは体制は違うけれどね。
そういえば、最近、清原ちゃん以外にも、上白石姉妹とか森七菜とか歌う女優が増えてきたよな…。そういうアイドル女優的な売り方が主流になってきたのかな?まぁ、グループアイドルはコロナで握手会やライブの開催が限定的になっているから、ソロの時代、会いに行けないアイドルの時代に戻るのも必然かもしれないしね。

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