自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

ファンファーレが鳴り響く(ネタバレ含む)

チラシやネット記事などで見かけたセーラー服姿の刃物を持った女子が、冴えない男子生徒を押し倒して脅しているビジュアルに誘われて見たいと思った。

しかし、キネマ旬報のレビュー欄を見ると酷評の嵐だった。

なので見るかどうか迷ってしまったが、結果的には見て良かったと思った。

キネ旬で執筆するような人は恵まれた人であり、エリートだから、本作のメインキャラ2人のようなスクールカーストでいうところの底辺に属する。もしくは、そのピラミッドからもはじかれてしまったような人たちの気持ちは分からないってことなんだなというのを実感した。

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いじめ、虐待、体罰、しごき、仲間外れ、パワハラ、セクハラなどの迫害を受けた人生を送ってきた者にとっては、非常に共感できる部分が多い作品だと思う。

“○してやる!”って思うこと多いもんな。

 

小学生時代、家庭科の授業で使う裁縫箱の中に入っているものを便器に捨てた奴らはいまだに許せない。

中学生時代、“1年の時はうるさかったのに、3年になったらおとなしくなったよね”って言われたが、それは自分のことを変な目で見る女子どものせいだった。

高校生時代、クソ葛飾区議の息子が、自分のことを気に入らないらしく、イチャモンをつけてきたが、それに対抗したら、このクソ息子が金魚の糞どもを引き連れて、集団vs自分で睨み合うハメになった。それでも、こちらがひるまず、金魚の糞どもを無視して、首謀者のクソ息子にやり返したら、こいつはアホの担任にこっちが全部悪いみたいに言いふらしやがった。それで、このアホ担任は自分を停学にしようとしやがったんだよな。

まぁ、このアホ担任の提案に他の教師はさすがにそれはフェアではない。区議の息子も問題あるでしょと言ってくれたらしく、停学にはならなかったけれどね。でも、この区議のクソ息子と、その金魚の糞ども。そして、アホ担任は一生許せないね!

墨田川高校堤校舎2期生が1年の時に担任やっていたお前、ふざけんなよ!

あと、このクソ息子以外にも、自分のことをバカにする奴ら多かったな。“可愛い”とか言ってくるのは完全にバカにして言っていたよな。

 

社会人になってからも、ロクなことがない。

パワハラ野郎とか、何かと文句を言う連中って、パワハラしやすい相手、文句を言いやすい相手にしか、そういうことしないんだよね。いくら、ミスしても、上が気に入っている奴には何も言わない。この年齢になっても、そういう扱いされているんだよな。

本当、腹立つ!

なので、こうしたスクールカーストでいうところの底辺もしくは、そのピラミッドにすら入れない人生を歩んできた者にとっては、この作品は良いストレス解消になった。

 

ただ、吃音症の主人公(男子)をいじめた連中を○すのは理解できるし、主人公をレイプしようとした男や、主人公と逃避行するヒロインをレイプしようとした連中、援交している上にヒロインをレイプ(一瞬、○入されたように見えたのでレイプとしたが、もしかするとコスっただけか?)したクソ政治家辺りを○すのも、まぁ、理解できるし、“総理大臣を○してしまえ!”と言うのも、不条理なことだらけの世の中への不満として、まぁ、理解はできる。

でも、勝手に押し入った家でHしていたカップルとか、その家の不審を感じ取り様子を見に来た人とかまで○すのは、さすがに違うでしょって感じかな。

 

あと、後日談も分かりにくいな…。

結局、ヒロインの娘は、クソ政治家にレイプされてできたの?それとも、全く関係ない相手との娘?それから、主人公に復讐する女子も何か唐突感があったな。後日談のブロックはもう少し、説明が必要だなと思った。

 

それはさておき、結局、主人公がいじめられていることを知っているのに、そして、その主人公にちょっとは気があるのに、何もしなかった幼なじみの娘も悪いと思うな。

 

とりあえず、この作品に少しでも共感できる人間は迫害を受け苦労してきた人。全く理解を示さない人間は恵まれた人生を歩んできた人。そういうことが明らかにされる映画だと思う。過半の部分に共感した自分は間違いなく前者…。

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それはさておき、この「ファンファーレが鳴り響く」というタイトルって、何か神聖かまってちゃんっぽいよな…。鬱屈とした若者の怒りとか、死がテーマになっているところなど結構、共通点あるし…。