自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

=LOVE ≠ME スペシャルコンサート 『24girls 2020』

9ヵ月ぶりにライブに参戦した。
というか、東京23区内から出たのも9ヵ月ぶりだ…。
会場はぴあアリーナMMという初めて行く施設だった。桜木町の土地勘が全くないので、どの辺にあるか分からず、ダマシダマシで会場に向かったが、途中でドルヲタっぽい人を見つけて、自分の進んでいる方向は合っているんだと確認できた。普通の?邦楽や洋楽だと、街中を歩いている人が自分と同じ目的かどうかを認識するのは難しいが、アイドルやアニソン系のライブだと、簡単に同士だと分かるから、その点は便利だよな…。

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ただ、観客のマナーは微妙だったな…。やっぱり、アイドル系のライブを有観客で再開するの時期尚早だったような気がするな。
開演前、係員が“通路で話すな!”と何度も注意しているのに、通路で立ち止まって、延々と話している観客が多かったからな…。まぁ、ファン同士、久々にリアルな現場で再開し、話したいことも色々あるのかもしれないけれどさ、ルールは守ろうよ!

それにしても、アリーナクラスの会場で市松模様の座席販売、しかも、着席での鑑賞となると、寒さとか尿意を感じるんだなというのが分かった。これまでのライブでは、観客が立ち上がって、歓声をあげたり、手を振ったり、タオルを振り回したりで、熱気ムンムン状態となり、冬でも暑いくらいだったが、そういうのがないと、広いアリーナクラスの会場では寒さを感じるんだという当たり前のことを改めて思った。

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とりあえず、コールもMIXもないアイドルのライブって、不思議な感じだな…。

当のメンバーたちも、イマイチ感覚をつかめていないようにも見えたな。観客の歓声禁止なのに、“よっしゃ行くぞ〜”という定番のアオリをやっていたのはどうかと思ったしね。それじゃ、MIX打ちたくなるしね。
それから、アリーナクラスという今までにない大規模な会場に緊張したのか、コールやMIXの類のない観客に慣れないのかは分からないが、ちょっと、歌い出しのミスが目立ったような気がした。

規模の大きな会場といえば、これまでのイコラブのライブでは、モニターよりも舞台上の本人を見ていることが多かったが、今回はモニターを見ている時間の方が長かったな。アリーナ席だけれど、20列目では、メンバーの表情なんて分からないしね。それだけ、イコラブやノイミーの存在が大きくなったってことなんだろうな。

そして、他のアイドルと比べて女子ファンが多いのはビフォア・コロナの時から変わっていなかった。開演30分前に男子トイレが混んでいないアイドル・アニソン系のライブなんて激レアだよね。

基本的には今回のライブ自体には文句はなかったかな。ノイミー曲のバックダンサーをイコラブが務める場面も見られたし、自分にとっては久々に瞳の元気な姿を確認できる場にもなったしね。それから、去年の年末にノイミー、今年はじめにイコラブを見て以降の間に発表された楽曲も聞けたしね。特にイコラブの「CAMEO」とノイミーの「君と僕の歌」が聞けたのは嬉しかった!

 

そして、今回も思った。Wサイトーは可愛い!(ロリじゃないよ)
あと、イコラブは歌に定評がある衣織がいるおかげで、曲の中でアクセントをつけられるってのも大きいよなって改めて思った。

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あえて不満をあげるとすれば、相変わらず、公演中の写真撮影は、カメコ席のチケットを手に入れた人のみで、指定された曲のみ。しかも、スマホでの撮影不可というのをやっていることかな。いまだに全面禁止派が多い他の邦楽アーティストよりはマシだけれど、それって、単に撮影スタッフや宣伝スタッフに費やす予算を削っているだけだと思うんだけれどな…。

それから、著作権の都合で一部楽曲(カバー曲)を配信では見せることができず、配信では事前収録した別の曲を見せるってのは何か違うんじゃないかなって思う。会場にいた人は配信オンリーの曲を見るために金を払って配信版を視聴することになるわけだし、配信の人は金を払って視聴しているのに、会場で歌われた曲を見られないわけだしね。まぁ、今回、会場で歌われた「紅蓮華」は良かったとは思うけれどね。

 

規制退場の仕方は逆にほめてもいいかなと思った。普通、アリーナ席って後回しになることが多いけれど、今回は料金が高いアリーナのプレミアム席の人たちから退場させたからね。本来はこうあるべきだと思うな。

 

ところで、今回のライブでノイミーがやっと、単独でデビューすることが決まった。これは非常に嬉しいことだが、イコラブ同様ソニーではなく、キングなのかと驚いた。
これまで、配信オンリーとかイコラブのCDのカップリングで出していた楽曲の扱いって、どうなるのか気になるな…。まぁ、ライブでは歌い続けるとは思うけれど、ノイミー名義のCDに収録するのは難しそうだよね…。
そういえば、ノイミーの新曲のタイトルは「P.I.C.」だが、きちんと、最後にも「.」がついているのに感心した。邦楽だと、ついていないこと多いんだよね。やっぱり、指原プロデューサーって、前から言われていたが、英語が好きなんだなというのを実感した。
それにしても、ノイミーの単独デビューをメジャーデビューって呼ぶのおかしくないか!これまで、配信やイコラブのCDのカップリングで発表した楽曲はイコラブの派生扱いみたいな感じでソニーから出ていたわけで、ソニーは立派なというか、日本のみならず、世界規模で見ても、超メジャーなレコード会社なんだけれどな…。

 

それから、今回のライブではイコラブの新曲が「青春“サブリミナル”」であることも発表されたが、この曲、いわゆる神曲ってヤツだな!まぁ、既聴感はあるけれどね。
そして、「青春“サブリミナル”」ってタイトル、何か新宿のミニシアターで上映される青春モノの邦画みたいだな…。新宿ミニシアター系青春モノ邦画、好きなんだよね。

 

それにしても、年明けには武道館公演か。イコラブもどんどん、ビッグになっていくな…。チケット争奪戦になりそうだな…。というか、今の世界的な新型コロナウイルスの感染状況を見ると、日本だけ呑気すぎる…。
これから、インフルエンザや風邪が流行するシーズンになるわけだし、日本だって、呑気なことをやっている場合ではなくなる可能性もあるからな…。
開催されることと、チケットが取れること。両方を願わずにはいられないかな。