自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

初詣とコロナと若者批判

あれだけ政治家連中やマスコミが“年末年始は外出を控えろ”と言っているのに、浅草寺は歩けないほどの大混雑ではないものの、U-30のグループと家族連れを中心に賑わっていた。中高年は少ないようだ。また、世代を問わず、自分のようにソロで訪れている人は少ないようだ。参拝は別に本人がしなくてはいけないなんて決まりはないんだから、家族やグループの代表1人が行けばいいんだよ。寺社の賽銭による収入を心配するなら、その代表が人数分まとめた額を賽銭すればいいだけでしょ!

 

まぁ、政治家やマスコミに外出自粛を呼びかける資格は全くないと思うが。勝負の3週間と言いながら会食三昧の自民党の連中や、大勢の出演者やスタッフが集まる紅白やレコ大を無観客とはいえ生放送したマスコミを見たら、自粛する気なんておきないしね。

 

それから、政治家やマスコミが若者のせいで感染が拡大しているみたいな論調で批判すれば、そりゃ、若者は“ふざけんな!”ってなって、逆らうようになるのは当然だしね。

 

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“そうやって文句を言っているお前も現場にいるだろ?”と言われてしまえばそれまでだが、自分は元日の目覚めてすぐの時間に浅草寺に行くのがここ10年くらいの慣習になっているんだよね。

約10年前に足腰をいためて引退し、年金生活に入った母親の分もまとめて家族代表として、毎年元日に浅草寺に初詣に出かけている。勿論、ソロでだ。母親を混雑の中、歩かせられないからね。まぁ、浅草は自宅から数駅と生活圏内にあるから、ソロでも気兼ねなく行けるというのはあるかもしれないが。

 

ちなみに朝に参拝するのは、気が短い下町民なので行列が耐えられないから、人出の少ない時間帯を選んでいるという単純な理由。あと、この時間帯だとソロでも目立たないしね。ただ、年々、この時間帯に参拝に来る人は若者を中心に増えている。中高年はいまだに元日は昼まで寝ているみたいな人も多いかもしれないが、若者はそうではないようだ。

 

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今回、浅草寺に集まっていた若者に対して怒りを覚えた理由は宗教的、精神的なもののために初詣に来ているわけではない。単なる人が集まれる賑やかな場所として来ているだけだと分かったからだ。

 

普通、初詣に来たら開運とか厄除とかの御札や御守りを買うが、それらの売場はガラガラだった。境内には結構な数の若者がいたにもかかわらず。それどころか賽銭している若者も少ない。

彼等の多くは境内で映える写真を撮り、おみくじをしてはしゃぎ、あとはせいぜい、屋台で買ったものを飲み食いするくらいだ。彼等のやっていることは初詣でもなんでもない。ただ単純に元日から騒げる場所を求めてやって来ているだけだ。

飲食店などは営業時間を大幅に短縮しているところもあるので、朝から騒げるところはここしかないと思ってやって来ているのだろうか。本当、ふざけんな!との思いしか抱けない。

 

そして、こういう意見を言うと、彼等は“また、老害がほざいている”と思い、コロナの感染拡大も気にせずに騒ぎまくるんだろうね。

 

まぁ、若者は自民党が好きらしいから、自民党の政治家連中が全然、自粛していなければ、その真似をするよね。あと、自民党やその支持者には“コロナは風邪”論者が多いようだしね。

 

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