自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

廣文館のレジ袋有料化対応は本に対する愛情を感じない

レジ袋有料化が義務付けられ、レジ袋をもらう際には金を払わなくてはいけない店が増えてから7ヵ月以上経つが、いまだに買い物の際のストレスが軽減されることはない。

 

一番のストレスは、店によって、店員によって“主語”が違うことだ。客からすれば、レジ袋の購入を拒否する際に店員に伝えたいことは“レジ袋はいらない”という一言だけだ。だが、その意思を受け取ってくれない店や店員が多い。

“エコバッグは持っているか?”と聞いてくる店員に“レジ袋はなしで”と言うと、“なし”=“エコバッグを持っていない”と解釈されてしまい、頼んでもいないのに、レジ袋を購入したことになり、その分の料金が会計されてしまうことが多い。

こちらは、いわゆるエコバッグは持っていないので、“エコバッグは持っているか?”の質問に“持っている”とは答えられない。でも、そのかわりに、今、背負っているリュックの中に突っ込むことはできるし、あるいは、リュックの中に入っている別の商店で購入した際にもらったビニール袋などに詰めることもできる。もしくは、手で持って帰ることもできる。だから、“レジ袋はなしで”と答えることにしている。

おそらく、この店員の質問通りに“エコバッグは持っていない”と答えても、勝手にレジ袋は購入することになってしまうと思う。この店員にとっては、エコバッグではない持ち帰り用の手段というのは、レジ袋の購入しかないんだよね。

それから、聞き方は“レジ袋いりますか?”でも、いわゆるエコバッグを持っていないと、レジ袋を購入すると決めつけている店員も多い。この客はレジ袋を購入するタイプと決めつけたら、その自分が聞きたい答え以外は聞き取れない店員が本当に多い。それがストレスで仕方ない。

 

それはさておき、スーパーやコンビニのレジ袋というのは、燃えるゴミとして出せるものだから、環境的には問題があるものではないので、本来なら有料化する必要はない。

百歩譲って、ビニールの消費を減らすこと自体が環境保護だから、燃やせるものでも金を取るというのであれば、仕方ないかなとは思う。

でも、レジ袋の購入を拒否すると、商品にビニールテープを貼られるのはおかしいでしょ!ビニールの消費を減らすのが目的のはずたよね?

結局、レジ袋有料化って、店の儲けを増やすためだけにやっているとしか思えないんだよね。

 

さらに腹立つのが、ビニールではなく紙製のレジ袋なのに、金を取っているユニクロやGUのような店。完全に便乗しているだけだよね。

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そして、これ以上に怒りを覚えているのが書店のやり方だ。ビニール製のレジ袋より紙製のレジ袋の方が高価格になっている。もう何がしたいんだか理解不能。とりあえず、客から分捕ることができるならなんでもいいやって感じでやっているようにしか思えない。

しかも、一部書店の中には客がレジ袋の購入を拒否すると、商品、つまり、書籍にビニールテープを貼り付ける店も結構ある。

まだ、万引き防止や立ち読みをさせないために店側が勝手に被せたビニールとか、かけた紐にビニールテープを貼るなら許せるけれど、中には商品に直接ビニールテープを貼るクソみたいな店があるからね。本当、腹が立つ。

 

一番、そういう酷いことをするのは廣文館だ。自分がよく行くイトーヨーカドー曳舟店の廣文館は、かなりの確率でこれをやる。

本当ありえないよね。本を扱う人間のやることとは到底思えない。本を愛しているなら、こんなことはできないと思うんだけれどね。本を傷つける行為をしているわけだからね。

しかも、こっちが“商品にビニールテープを貼るなんてありえない”って、抗議しても、“悪質クレーマーが何か言っているよ”みたいな態度で聞き流していて、全然、こっちの言っている意味を理解していない。本当、こんな連中に書籍を扱う資格はないと思う!

結局、レジ袋を購入する客のみが上客で、買わない客は雑に扱っていいって考えなんだろうね。書店に限らず、スーパーやコンビニもそうだけれど、1枚でも多くレジ袋を売れという指示が上から出ているのでは?だから、商品に直接ビニールテープを貼るという、商品を傷つけるという観点でも、ビニール消費を減らすという観点でも、どう見てもおかしいことをするのでは?全然、環境保護目的のレジ袋有料化じゃないんだよ!

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