映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説
隣に座った観客が典型的なオタク。太っていて、汗臭くて…。
上映中も脚がこっちの領域に侵入してくるし、身を乗り出して鑑賞するから邪魔で邪魔で仕方ない。まぁ、太っていて、自分のスペース内に脚を収めることも、きちんと背もたれによっかかることも、できないのかも知れないが…。
で、何故、こんな差別や偏見に満ちた文章を書いているかというと、この映画が今の時代に驚くほど、ポリコレ色が皆無だからなんだよね。
最近のディズニーみたいな過度なポリコレも腹立つけれどね。一番ポリコレ色の薄い超実写版「ライオン・キング」だって、主人公カップルの声がチャイルディッシュ・ガンビーノとビヨンセだからな。この2人の音楽への評価はポリコレ的なものが多分にあるし…。
それに比べて本作は驚くほど、ポリコレ要素がない。全体的に女性は性の対象として胸を強調して描かれているし、人種差別やLGBTQへの偏見は至るところにあふれているし、環境破壊なんて知ったことか魚獲って何が悪いと言っているし…。