自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

惡の華

汚らしい画と評判のアニメ版を見ただけなので、偉そうなことは言えないが、都合よく登場人物が話が進む場面にいたりとか、現れたりとか、そういうご都合主義的なのが多いなとは思った。 まぁ、地方都市の閉塞感はよく伝わる作品だとは思う。コミック・アニメ…

エセルとアーネスト ふたりの物語

ディズニー・ピクサー、イルミネーション以外の海外アニメーションはなかなか日本では公開されない。ドリームワークスやフォックス、ライカの作品もなかなか日本公開されないからな…。ディズニー・ピクサー、イルミネーション以外でコンスタントに日本公開さ…

まちカドまぞく

放送がスタートした時は見るかどうか迷っていたが、試しに見たらユルい感じが心身ともに疲れている自分にはちょうどよく、気がついたら最後まで見てしまった。 まぁ、ストーリーものとショートギャグものの中間みたいな感じだよな。 ちょっと、シリアスなラ…

劇場版 そして、生きる

本編中にCMのないWOWOWで毎週、ドラマ版を見る自信がなかったのでパスしていた「そして、生きる」の総集編映画が公開されたので見た。典型的な総集編映画にありがちな説明不足の多い作品だった。感想としては、感動できるけれど酷い内容の作品って感じかな。…

任侠学園

原作もそうらしいが、場所を変えれば、いくらでも続編が作れる映画だよなとは思った。 まぁ、突っ込みどころだらけだけれどね…。 古くは「仁義なき戦い」とか、最近でいえば、「アウトレイジ」とか、ヤクザや警察とかカタギでない人間中心に話が進む作品だと…

なつぞら

きちんと、スピンオフや続編まで含めて全話見た朝ドラなんて「ひよっこ」くらいだし、スピンオフや続編が現時点でない作品で全話見たのも、「半分、青い。」や「まんぷく」があるだけ。とりあえず、レギュラー放送は全話見たというのを含めても「あさが来た…

HELLO WORLD

ネット上では、「天気の子」と比較される声も多い「HELLO WORLD」を見た。 ・好きな人を救うためには世界が犠牲になっても構わないという姿勢の主人公・主人公とヒロインは10代・コアな音楽ファンというより、女子とかリア充男子みたいなのが好きそうな邦楽…

アド・アストラ

SF大作のふりをしたアート映画だった。そりゃ、ベネチア映画祭のコンペで上映されるわけだ…。なので、日本での大ヒットは期待できないかもしれないが…。 プラピはこれの主演、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」の助演で、賞レースをダブルで…

BanG Dream! FILM LIVE

ライブ・ビューイングとか、収録ものでも音楽モノとか、一応映画として作られたものでもライブ・スペースとかでの爆音上映とかだと、入場料金が高いものはあるが、アニメで上映時間が70分程度の作品で2000円均一は高いよな。あと、TCチケットとかで購入でき…

僕のワンダフル・ジャーニー

前作「僕のワンダフル・ライフ」以上に突っ込みどころ満載だし、ほぼ予想した通りの展開になるが、前作同様泣ける。何故、米国でも日本でも前作より苦戦しているのか謎だ…。 突っ込みどころに関して最大の疑問は、転生を繰り返す犬の「犬生」から考えると、…

サステナブル/AKB48

本当、秋元康は財界人や経済ニュースが好きな人がよく使うようなワードを曲名や歌詞に使うよな…。まぁ、AKBグループのコアなファン層の50代は経済ニュースが好きだからな…。 この曲のタイトル通り、AKB48もしくは、AKB48グループが持続発展していきたいのだ…

記憶にございません!

国民軽視の総理大臣はどう考えても安倍と麻生を混ぜたようなキャラクターだし、総理大臣を影で操る官房長官は菅だと思う。でも、ガラケーとブラウン管テレビの時代を舞台にし、支持率が低い総理大臣という設定にしたのは、安倍、麻生よりも、森を思い起こし…

アス

赤い服にマスク姿の敵キャラ?が出てくるが、スリップノットに見える…。 とりあえず、ご都合主義も多いので、「ゲット・アウト」のような評価はできないかなとは思った。ただ、感心したことはある。黒人監督には、ハリウッドは白人社会で差別主義だとか言っ…

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

現在の日本産や米国産のアニメーションとはテイストが違うが、よく考えたら、アニメーションって、本来はこういう感じだったよなというのを思い出させてくれる作品だった。まぁ、現在の日本産・米国産アニメーションと比べると、絵にしか見えないかもしれな…

ブルーノート・レコード ジャズを超えて

ブルーノート・レコードの80周年を記念したドキュメンタリーを鑑賞した。満席状態だったことにも驚いたが、何よりも驚いたのが、自分より年下に見える観客がパッと見、いないことだった。多分、この中高年ジャズ・ファンって、最近のブルーノート所属のアー…

かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~

実写版「かぐや様は告らせたい」を見た。このキャスティングを担当した人って、天才だよな…。というか、悪意を持ってやっているんじゃないかとすら思えてくる。何しろ、メインの2人は声が酷いせいで、実力よりも、さらに演技が酷く見えるアイドル(正確には…

ヴァイオレット・エヴァーガーデン 外伝 - 永遠と自動手記人形 -

放火事件でアニメファンや一部映画マニア以外にもその名を知られるようになった京都アニメーションの事件後初の劇場上映作品「ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝」を見た。 これを見て思い浮かべたことがある。 最近の京急衝突事故における、ネット上で…

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

レオ様とブラピが初共演となれば、そりゃ2人の間の年齢くらい(レオ様寄り、日本でいえば、同じ団塊ジュニアだが)の世代の映画好きとしては、この映画を見ずにはいられないよなとは思う。90年代は、男がレオ様やブラピが好きと言うのは、言いにくい部分が…

引っ越し大名!

やけに中高年の観客が多かった。高橋一世ファンにオバ様が多いのは知っていたが、もしかすると、星野源のファンも中高年が中心なのか?そりゃ、ストリーミング解禁に時間がかかったわけだ…。 そして、高橋一生と濱田岳の並んでいるシーンを見ているとやけに…