自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

2021-02-01から1ヶ月間の記事一覧

ナタ転生

月に最低でも1回以上映画館に行ったにもかかわらず、その鑑賞作品に洋画(アジア作品を洋画と呼ぶのはいまだに違和感があるから外国映画と呼んだ方がいいかな?)が1本も含まれていなかったのって、いつ以来だろうか? 去年の緊急事態宣言の時は5月に映画館…

Tokyo 7th シスターズ-僕らは青空になる-

本作を見て、正直なところアイドルアニメって飽和状態なんだなというのを実感した。ファンにとっては待望のアニメ化なのだろうが、映画館はかなり空いていた。上映館が都内でたったの2館しかないのにもかかわらず空いていたんだからね…。 結局、「アイドルマ…

半径1メートルの君~上を向いて歩こう~

面白いか否かと聞かれたら面白いと答えるけれど、映画としての出来ということでいえば評価はできないかなとは思う。8エピソードとも面白かったとは思うし、芸人勢の演技も良かったけれどね。 一応、全8エピソードには ①タイトル通り半径1メートルほどの距離…

テート美術館所蔵 コンスタブル展

去年は一度も美術館・博物館に行くことがなかった。というか、美術館・博物館以外で開催されたものも含めて展覧会・展示会に行くことができなかった。 理由は新型コロナウイルスによる緊急事態宣言の影響で、美術館・博物館の営業が休止された期間があったう…

スーパー戦隊MOVIEレンジャー2021

『魔進戦隊キラメイジャー THE MOVIE ビー・バップ・ドリーム』 3本立て(オープニングの3S映像をカウントすると4本立て?)の中で一番尺が長いということもあり(といっても、上映時間は39分だから日本アカデミー賞の審査対象にはならないんだけれどね)、…

ライアー× ライアー

正直言って、森七菜に対するイメージが悪化してしまったので、冷静な目で本作を見ることができなかった。でも、ムカつくくらい、森七菜が可愛い映画だった。 血の繋がらない姉(常にすっぴん)を毛嫌いする弟が、姉と似ているギャルっぽい女子高生に恋するな…

あの頃。

まず、アイドルの定義とは何ぞやという問題がある。日本でいうアイドルと、韓国でいうアイドル、洋楽の世界でいうアイドルは違うとよく言われている。韓国ではアイドルやアーティストといった明確な区分けはないとか、本来のアイドルという単語の意味は“偶像…

名探偵コナン 緋色の不在証明

いくら総集編ものとはいえ、そして、突然、公開が発表されたとはいえ、コナン映画が観客動員数ランキングで初登場2位というのは物足りなさすぎる成績だと思った。ましてや、緊急事態宣言下で興行界全体が低調なんだから、ぶっちぎりで初登場1位を記録すると…

劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』<後編>

よく考えたら、TOHOシネマズデイにTOHOシネマズで映画を見るのは久々だ。去年は1回もなかった。そもそも、自分は原則、仕事が休みの日か、休日前日の夜勤・早朝勤務明けにしか映画館へ行かないから、TOHOシネマズデイとかファーストデイ(映画ファン感謝デー…

すばらしき世界

2週間前に公開された「ヤクザと家族」同様、本作もヤクザにも人権はあると訴える作品だった。しかし、本作にしろ、「ヤクザと家族」にしろ、登場人物たちは出所後も暴力的な生き方を全否定していないわけだし、そもそも、現役ヤクザだった頃にはカタギの人た…

ファーストラヴ

北川景子出演映画を映画館で見るのは本作が24本目だ。その作品群は彼女が主演であろうと、ヒロイン役や助演、ゲスト出演であろうと、基本的には、面白いけれどツッコミどころ満載の映画かクソ映画のどちらかにしか分類できない。つまり、傑作と呼べる作品は1…

墨田区東向島なつめ公園の騒音問題

墨田区東向島のなつめ公園では長らく、異常な騒ぎ方をする子どもたちによって治安が悪化していた。 多い時には15人ほどの小学3年生から4年生くらいの男女混合の子どもたちが乱暴な言葉を使いながら、園内を走り回っていた。場合によってはサッカーや野球をし…

東向島駅前セブン跡地が自販機を並べただけの店?

東向島駅前の一等地にあったセブンが閉店したのはコロナによって人々の生活が変わったことを示していると思うが、閉店から8ヵ月経ってやっと、この場所に入る業者が決まった。 と思ったら、自動販売機が並べられているだけ…。これ、賃料とか払うの勿体なくな…

「バレンタイン・キッス」とバレンタインデー

今年も言っておくか。国生さゆりwithおニャン子クラブの「バレンタイン・キッス」は2月14日の曲ではなく、2月13日の曲だぞ!そして改めて思う。秋元康ってすごいなと。 日本人って、バレンタインデー(本当はバレンタインズデー)のことをバレンタインと言っ…

森喜朗とJuice=Juice

森が失言により東京五輪・パラリンピック組織委員会の会長職を辞任したことは当然だと思う。というか、辞任するなら批判されてすぐ辞任すれば良かったのにと思う。国内のスポーツ界、政界、マスコミは言いなりにできても、それは海外では通用せず、場合によ…

廣文館のレジ袋有料化対応は本に対する愛情を感じない

レジ袋有料化が義務付けられ、レジ袋をもらう際には金を払わなくてはいけない店が増えてから7ヵ月以上経つが、いまだに買い物の際のストレスが軽減されることはない。 一番のストレスは、店によって、店員によって“主語”が違うことだ。客からすれば、レジ袋…

『プリンセス・プリンシパル Crown Handler』第1章

上映時間50分程度のいわゆるイベント上映作品。しかも、全6章で構成予定ということなので、ぶっちゃけ、見る前はそんなに期待はしていなかった。それに過去のテレビシリーズもきちんと見たことがなかったから、世界観とかもちゃんと理解していなかったし。 …

樹海村(ネタバレ含む)

“2度あることは3度ある”とか“3度目の正直”という言葉は真理なんだなというのを実感した。 この作品、実はこれまでに3度も見るチャンスを逃していた。 最初は体調がイマイチだったためにパス。 2度目は前日にやろうと思っていた仕事の作業ができなかったため…

米国のエンタメにかぶれた人間にとって今年は寂しい2月に…

本来なら2月というのは、米エンタメ界(スポーツ含む)のビッグイベントが毎週開催される月だったんだよな…。 冬季五輪が開催される年などは1月下旬から3月上旬までの期間にばらけるが、そうでない時は基本、4大ビッグイベントが週がわりで開催されるパター…

ホリミヤ(映画版)

現在放送中のアニメ版「ホリミヤ」はやけにストーリー展開がはやいなと思っていた。今回の実写劇場版鑑賞時点でアニメは4話までしか放送されていないが、普通のアニメなら1期最終回くらいでもいいような内容まで話が進んでいる。 この実写劇場版は間もなく放…

哀愁しんでれら(ネタバレ含む)

2016年クリエイター発掘コンペティションの受賞作なのに、今頃になって映画化されたのって何故なんだろうか? 金持ち一家をめぐる惨劇を描いた「パラサイト 半地下の家族」が成功を収めたから、長いこと寝かされていた本作に似た雰囲気があることに気付き、…

Hulu商法がかわいく見える映画「名も無き世界のエンドロール」(ネタバレ含む)

無き・無し・無いという表記の仕方が職業柄、どうしても気になってしまう。辞書やネットの知恵袋のようなものなどによると、目に見える・見えないに限らず存在の有無について描写するものに関しては、形容詞の扱いとなり、無き・無し・無いを使えるが、助動…

墨田区道路公園課 御中

地方出身の新興住民は知らないかもしれないが、東京の住宅街にある公園では、ボール遊びをしてはいけないというのは半世紀以上前からの決まり事だ。 だが、そうした地方出身の似非都民が「公園でボール遊びを何故してはいけない?」とネットなどで騒ぎ立てて…