自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

2020-06-01から1ヶ月間の記事一覧

2020年上半期ベスト映画

今日で上半期が終わり。 ということで1〜6月にスクリーンで見た新作映画の本数を改めて数えてみた。 別バージョンや、併映の短編作品をカウントしないと、この期間に鑑賞した作品は45本だった。おそらく、過去最多の鑑賞本数だったと思われる2016年の87本(…

ソニック・ザ・ムービー

日本生まれのキャラクターなのに、やけにアメリカンなテイストの映画だった。しかも、80年代から90年代にかけての娯楽映画のテイスト。実際、ソニックの好きな映画として作中に登場するのは1994年の「スピード」だしね。 人間側の主人公(白人)の妻が異人種…

ランボー ラスト・ブラッド

面白いか否かはさておき、果たして、コレは「ランボー」シリーズの作品なのだろうか?というのが正直な感想かな…。 これまでのシリーズは警察や軍が絡んだ話だったが、今回の敵は人身売買組織だからね…。しかも、ランボーといえばタンクトップとか上半身裸と…

ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」を見た。これで第92回アカデミー賞の作品賞候補を全部見ることができた。本当だったら、この作品は3月公開予定だったので、3月中という非常に早い時期に候補作品をコンプリートできるはずだったのに、新型…

3ヵ月ぶりのハシゴ

約3ヵ月ぶりに映画をハシゴした。こんなに長い期間、ハシゴしなかったのって四半世紀ぶりとかのレベルな気がする。 自粛要請により都内で土日の映画館の営業が休止になった3月下旬から非常事態宣言が出されるまでの約2週間は感染が怖くてハシゴする勇気がな…

追悼「何でも屋」ジョエル・シュマッカー監督

映画史上最もハンバーガーが印象的な作品「フォーリング・ダウン」で知られるジョエル・シュマッカー監督が亡くなってしまった…。 それにしても、この監督の作品一覧を見ると、同一人物がメガホンをとったとは思えないラインアップだな…。 「フォーリング・…

リサ・バティアシュヴィリ『シティ・ライツ』

リサ・バディアシュヴィリというヴァイオリニストのアルバム『シティ・ライツ』を購入。タワレコのメールマガジンでこの作品のリリース情報を知ったが、その時に気になったのは『シティ・ライツ』というタイトルだった。 そして、その広告記事を読むと、予想…

「スター・ウォーズ/帝国の逆襲」40周年

個人的には「スター・ウォーズ」最高傑作だと思っている「帝国の逆襲」の日本公開から6月28日で40年とは! アンダー30の映画ファンにはそうでもない人が多いし、我々より年上の世代には1作目(エピソード4)至上主義の人が多いが、今、40代くらいの人には「…

ペイン・アンド・グローリー

まさか、錦糸町でペドロ・アルモドバル監督作品を見られる日が来るとは思わなかった…。 映画館の営業は再開したものの、新作が不足しているってことなのかな? アルモドバル版「ニュー・シネマ・パラダイス」みたいな宣伝文句で紹介されていたが、それは何か…

LISTENERS

第8話までは別記事で感想を述べているので今回は終盤戦について触れたいと思う。 https://blog.hatena.ne.jp/takaoharada/takaoharada.hatenablog.com/edit?entry=26006613576085551 第9話 サブタイトルがジミヘン曲の回ということで、「パープル・ヘイズ(…

アップリンク パワハラ問題

ぶっちゃけてしまうと、自分は映画好きだが、アップリンクの劇場はあまり好きではない。何というかサブカル的な閉じたコミュニティーの場という感じで、自分のような何でも手をつける広く浅く派の人間にとっては居心地が良い場所には思えなかった。特に通常…

機動戦士ガンダム 逆襲のシャア BESTIA

「機動戦士ガンダム 逆襲のシャア」がBESTIAというシステムで上映されるということで、今まで鑑賞する機会を逃していた「逆シャア」を初鑑賞。 コロナによる自粛モードに入る前にドルビーシネマによる上映で「機動戦士ガンダムⅢ めぐりあい宇宙編」を見た時…

レジ袋有料化の矛盾

レジ袋有料化に合わせて、既にレジ袋代を徴収している店も来月から徴収する店もレジ袋のサイズが大きくなっている…。 何か色々と矛盾しているよね、レジ袋有料化って…。 ‪まぁ、今までの袋だと買い物量によっては、商品1つだけ入りきらずに別の袋になり、そ…

閉店の予兆

潰れる店というのはだいたい予兆がある。品揃えが悪くなるとか、やたらとコロコロ店内のレイアウトを変えるとか。あと、品揃えが減ったのをごまかすために平台山積みのディスプレーが増えるってのもあるかな。それから、店員が減るとかサービスの悪化とかも…

都知事選告示を前に思うこと

山本太郎の「東京五輪中止」という公約は「世界都市博中止」を公約に当選した青島のマネかな?青島以降、四半世紀、都知事は誰一人としてまともな奴がいない状況になってしまったんだから、そのきっかけとなった❝クソのオリジン❞のマネすんなよ!って言いた…

全く関係ないような関係あるような最近のエンタメ話題をまとめて…

BLACK LIVES MATTERと米国エンタメ界 「風と共に去りぬ」の配信停止、「全米警察24時 コップス」の放送停止について思う。❝だったら、「バッドボーイズ」シリーズも配信停止にしろよな!❞と。「バッドボーイズ」は「コップス」から生まれようなものだしね。…

鬼頭明里ライブ「チケット代2倍問題」を考える

鬼頭明里のコンサートのチケット代が話題となっている。座席数を半分に減らした分、チケット代を倍にして、それで観客ありの公演を強行するというと、一見、強欲の塊に見える。海外、特に米英なんて年内はコンサートは無理って雰囲気だし、国内でもEXILE軍団…

犬鳴村 恐怖回避ばーじょん

多少興味はあったし、サプライズヒットにもなっていたけれど、あまり評判も良くないし、自粛モード前は他に見たい作品もあったしといった感じで、これまで見逃していた「犬鳴村」に効果音やスーパー、イラストなどを付け加えた「恐怖回避ばーじょん」なるも…

新喜劇王

「新喜劇王」を鑑賞。緊急事態宣言解除後初めて劇場で見た新作映画になった。まぁ、一部地域では緊急事態宣言が全国に拡大される前に上映されていたので純粋な解除後公開の新作ではないのかも知れないが、都民にとっては一応新作ということで…。まぁ、劇場の…

「パラサイト 半地下の家族」モノクロVer. 

都内の映画館再開後の記念すべき最初の鑑賞作品に選んだのは、アジア映画初のアカデミー作品賞受賞作品となった「パラサイト」の白黒版。 このバージョンを見て思ったことはいくつかあるが、何よりも、優れた作品はカラーだろうと、白黒だろうと、カメラワー…

都内でも営業再開 2ヵ月ぶりの映画館

やっと、都内の映画館が営業を再開したので、ちょうど2ヵ月ぶりに映画館で映画を鑑賞した。こんなにも長い期間、映画館に行かなかったのは、24年7ヵ月ぶりくらいだと思う。その時は、当時レギュラーで就いていた番組で企画コーナーD、OAディレクター、ADチー…

新型コロナウイルスとチケット払い戻し問題

新型コロナウイルスの感染拡大以降、様々なコンサートや演劇、イベントなどのライブ・エンターテインメントの公演が中止・延期となっている。 その対応を見ると、国内のみならず海外も含めてエンタメ業界って自転車操業だらけで、中止・延期に伴い迅速かつフ…

横田滋氏の訃報で思うこと

拉致被害者問題って小泉純一郎が中途半端に手をつけたことによって、余計問題が複雑になっただけだよなという気もする。 確かにそれまでほとんどの日本人が認識すらしていなかった拉致被害者問題を誰もが知る問題にしたことは良かったと思うが、結局、中途半…

milet『eyes』

新曲が出るたびにタイアップがつき、言い方は悪いが、ゴリ推しされている割には、イマイチ、ブレイクしきれないmiletのやっと出た1stアルバムを購入した。ただ、このアルバム、これまでに出たEP盤をまとめたものに新曲を足したほとんどベスト盤みたいなもの…

白人警官による黒人暴行死問題とエンタメ

この手の❝事件❞が起きるたびに思う。 確かに白人警官の行為は過剰だと思う。 それで、その警官が逮捕されるのは仕方ないかなとは思う。 でも、黒人は犯罪行為を行っていたと思われるわけでしょ? それを人種差別だとするのは違うんじゃないかな…。 というか…