自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

2020-01-01から1ヶ月間の記事一覧

キャッツ

米国で大酷評され大コケしたと話題になり、日本でもその情報がネットニュースで伝えられた(配給会社や宣伝会社に忖度するキー局では伝えられないが)ミュージカル映画「キャッツ」を鑑賞した。 メガホンをとったトム・フーパー監督は「英国王のスピーチ」、…

リチャード・ジュエル

クリント・イーストウッド監督の新作「リチャード・ジュエル」を鑑賞した。 また、実話を基にした作品かよ!というのはあるが(これで監督作品は7作連続実話もの…)、傑作だった!そして、泣けた!さらに、国家権力や捜査当局に対する批判も強烈だった!本当…

劇場版 ハイスクール・フリート

タイトルに「ハイスクール」と入っている。しかも、舞台は日本なのに、その学校に通う者たちのことを教える側の人間が「学生」と呼ぶのはおかしいだろ! しかも、ところどころ、「生徒」と呼んでいる箇所もある。 多分、作った側の人間は「学生」「生徒」の…

HKT48田中美久ソロコンサート~みんなで一緒にみくもんもん~

みくりんのソロコンサートを見てしまった。 長いことHKTの一推しだった、さしさんは去年卒業したし、二推しのさくらたんは、さしさんの卒業を前に徴兵にとられてしまった。ということを考えると、今のHKTで自分の一推しって、みくりんなのかな。 メールサー…

LoveLive! Series 9th Anniversary ラブライブ!フェス

Day.1に参戦。 ラブライバーでもないのに、「ラブライブ!フェス」を見てしまった…。 そして、ラブライバーでもないのに、アリーナ席を取れてしまい申し訳ない思いだ。 それにしても、洋楽・邦楽問わず、さいたまスーパーアリーナで開催されたライブでここま…

ジョジョ・ラビット

この映画を見ると、ネトウヨって、ナチスの劣化版だなというのをつくづくと実感する。見た目はドイツ人と見分けがつきにくいユダヤ人に対する差別って、まさに、日本における在日への扱いと同じだしね。 それから、戦況が芳しくないのをごまかすのをやってい…

ナイト・オブ・シャドー 魔法拳

「ナイト・オブ・シャドー 魔法拳」という邦題は詐欺!勿論、ファンタジー作品だということは認知されているが、このタイトルだったら、少なくとも「拳精」レベルのカンフー要素はあると思ってしまう。でも、実際はカンフーどころか、アクション要素すらわず…

=LOVE 冬の全国ツアー「866」

今年のライブ始めはイコラブ。 ちなみに去年のライブ納めはノイミーだった。 どちらも指原プロデュースだ…。 毒されている…。 そして、気付けば、イコラブのライブを見るのは、フェスも含めると4年連続。 もしかすると、今、HKTや乃木坂よりもハマっているア…

ペット・セメタリー

1989年版をかつて、テレビの洋画劇場で見た時はすごく怖いと思った。勿論、その時、テレビを自宅で見ていたのが自分だけというのもあったのかもしれないが。 ところが、今回のリメイク版は多少はゾクッと来た場面はあったものの、30年前の作品のような怖さは…

ラストレター

ツッコミどころ満載の作品だった。当然、ご都合主義だらけ。 手紙のやりとりも明らかに不自然だし。時系列的にもどうなのよって部分もあるし。 それから、仙台市泉区というのを強調し、タイトルが「ラストレター」なんてなっているから、「もしかしたら、大…

King Gnu『CEREMONY』

前のアルバム『Sympa』のリード曲「Slumberland」は確かに批判されている通り、ありきたりな上っ面だけの社会的メッセージ・ソング、メディア批判という部分はあったと思う。(MVも含めて)でも、カッコいいとは思った。 でも、アルバムから間髪おかずにリリ…

アカデミー長編アニメーション賞ノミネート発表

「天気の子」がノミネートされないというのは、洋画も見て、海外ニュースもチェックしている人間なら誰でも予想できたこと。というか、アレだけ女性の自立を描いていた「アナと雪の女王2」がノミネートされていない方が意外だ。「天気の子」は面白かったと思…

「アナと雪の女王2」興行成績考察

※結末に関する描写があるのでご注意ください 「アナ雪2」が日本で前作ほど受けないのは、楽曲が前作より日本人受けしないからだという意見を言う人が多い。果たして、本当にそれだけなのだろうか?楽曲の一般受けが前作よりイマイチなのは確かだと思う。米国…

シライサン

「アイリッシュマン」、「ワンハリ」、「この世界のさらに〜」、「IT/イット THE END」といった長尺作品には勝てたのに、本作では尿意を覚えてしまった。前半のゾクゾクは怖さで感じたものだが、後半に感じたゾクゾクは確実に尿意だよな…。まぁ、何とか最後…

フォードvsフェラーリ

今年初めて泣けた映画になった。 今時、こういう言い方はよろしくないのかもしれないが、これは男なら好きな映画だと思う。何しろ、TBSで日曜日の夜にやっているような仕事系ドラマを、ジャンプ漫画の三大要素で描いたような作品だからね…。 ところで、タイ…

ダウントン・アビー

自分は放送、配信、レンタル問わず、国産だろうと、韓流だろうと、いわゆる海外ドラマと呼ばれる米英の作品だろうとドラマを見る本数が少ない。1クールに1本くらいしか完走できない。頑張っても、30分枠の深夜ドラマ含めて2本くらいがいいところ。 拘束時間…

尾崎豊を探して

仕事始めの日にいきなりシフトの変更を言い渡され、今日が急遽休みとなった。 休みの日に家でダラダラしていたら夜に眠れなくなり、明日のシフトに影響する。かといって、最近、バッテリーの減りが激しいスマホの買い替えとかすると時間がかかるから、そうい…

エクストリーム・ジョブ

中国に返還される前の香港映画みたいなノリで良かった。ツッコミどころ満載だし、ご都合主義も多いし、粗い部分も多いけれど、勢いで見せ切り、ベタなギャグも全開。 こういうノリの映画好きだ。 あと、紅一点の刑事も結構好み。それに、チキンが食べたくな…

さよならテレビ

舞台挨拶も特典配布もないのに満席。そして、客席の雰囲気が明らかに普段のシネコンともミニシアターとも違う。シネフィルとか映画マニア、ドキュメンタリー好きという感じでもない。マスゴミ批判が好きなネトウヨにも見えない。パヨクにはちょっと見えるが……

美空ひばり(AI歌唱) 「あれから」

AI歌唱の美空ひばりの是非というのが議論されている。 広義で言えば、91年の「アンフォゲッタブル」以降、ナタリー・コールが何度も行った亡き父(今ではナタリー自身も故人だが)ナット・キング・コールのレパートリーを、父の音源とバーチャル・デュエット…

ジュマンジ/ネクスト・レベル

まさかの感動作だった…。 それにしても、この感動パートを担っているWダニー、おじいちゃんになったな…。「リーサル・ウェポン」シリーズのダニー・グローヴァー、「ロマンシング・ストーン」シリーズのダニー・デヴィート、どちらも80年代カルチャー世代に…

タイムズスクエア カウントダウン

毎年、タイムズスクエアのカウントダウンイベントの中継をCNNで見るのが楽しみ。厳密に言うと、年をまたいだ約10分間を見るのが楽しみ。毎回ワンパターンなんだけれどね。 年が変わる約5分前に、「イマジン」のライブパフォーマンス(カバー。その年によって…

劇場版『新幹線変形ロボ シンカリオン 神速のALFA-X』

買い物ついでに映画始め。これで4年連続の元日映画始め。 ちなみに鑑賞した作品は 2017年「バイオハザード:ザ・ファイナル」 2018年「オール・アイズ・オン・ミー」 2019年「映画 妖怪ウォッチ FOREVER FRIENDS」 そして今年は睡眠不足気味で眠いから上映時…

浅草寺 初詣

年々、元日の朝にサンダーゲートにやってくる人が増えている。オールナイト外出組が帰る時間と、自宅で年越し組が動き出す時間の狭間の時間帯である午前6時ごろから9時ごろは、混んでいないので狙い目だと思い、ここ十年くらいは仕事が入っている時以外は、…

2019年ベスト映画

今年スクリーンで見た新作映画は166本。 過去最高更新できるかなと一瞬思ったが、無理だった。 ちなみに過去5年間は 2014年139本 2015年155本 2016年169本 2017年129本 2018年134本 って感じ。 2015年、2016年は仕事絡みの鑑賞が多かったおかげなので、実質…