自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

野球少女

自分が初めて見た韓国映画は深夜にテレビの映画劇場で見た「外人球団」だった。だから、野球を題材にした韓国映画ということで本作にも興味を持った。

 

去年の緊急事態宣言下に配信で人気を集めた「梨泰院クラス」のイ・ジュヨンが主演しているからというのは鑑賞理由ではない。「梨泰院クラス」は1話も見たことがないし、そもそも、韓流ドラマ自体、きちんと見たことあるのは1作品しかないしね。

日本の連ドラだと10話程度で完結するけれど、韓ドラは週2回の放送だから総エピソード数は日本のものより多い。また、日本のものだと初回など一部の例外を除けば、基本、1時間枠のフォーマットに収まっているが、韓ドラは1時間枠に収まっていないものが多く、1エピソードあたりの尺数が映画に近いものもある。なので、どうしても見る気が起きないんだよね…。

 

それから、ボーイッシュとか中性的なイメージの女性というのもあまり得意分野ではないから、イ・ジュヨン主演というだけでは鑑賞理由にはならないしね。とはいえ、終盤にいけばいくほど、つまり、主人公が運をつかめばつかむほど、顔つきが女性っぽくなっていたような気はしたけれどね。そして思った。この作品の日本版を作るとしたら主演は平手友梨奈だろうなと。

 

というわけで、野球映画というジャンルに対する興味と、最近、ノリにのっている韓国映画の新作ということを理由に本作を鑑賞したが、やっぱり、野球映画って感動的な作品が多いよね。まぁ、そう思うのは、日本人、米国人、韓国人くらいかもしれないけれどね。

 

そして、本作は見ていて、全然、韓国映画を見ているという気分にはならなかった。元々、韓国映画に映る風景というのが日本と近いというのもあるが、野球が題材となると、本当、日本の映画やドラマで描かれているものと同じような思想になるから、サスペンス系とかアクション系の作品のようにぶっ飛んだ感じには全然なっていないんだよね。本当、聞こえる台詞が韓国語で、画面に映る文字がハングルということを無視すれば、ほとんど、日本映画を見ている気分だった。

 

先輩後輩の関係、男尊女卑、精神論、根性論等々、日本のスポ根ものでおなじみの描写ばかりだしね。スポーツ医学を無視したような非科学的な特訓なんかもそうだし、主人公の夢を否定する親の存在とかも日本作品でおなじみのものだしね。そして、最終的には反対していた人たちも主人公を応援するようになるって展開もそう。でも、ベタでいいんだよね、野球映画は。終盤は結構、ウルウル来たな。

 

最後に一言。個人的には、日本語教師で野球経験者のキム先生が可愛いなと思いました。コーチがほのかな恋愛感情を抱いているような描写も良かったです。

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スタバの「客差別」

よく、海外発でスターバックスの店員が客に対して人種差別を行っていたみたいなニュースが伝えられるが、個人的には、海外だろうと、日本国内だろうと、スターバックスという企業には、そういう差別主義とか選民思想的なものがあるんだろうなというのは常々実感している。

 

今回、限定商品の“さくらふわり ベリー フラペチーノ”を錦糸町オリナス店で注文した。そして、商品を受け取る際に店員から“レシートを見せろ”と言われた。他の客には言わないのに。それって、“お前みたいなのはスタバに来る客ではない。他の客の注文したものを盗もうとしているだろ”と疑っているってことか?

本当、スタバの客差別って酷いよね!レシートをきちんと見て、注文された商品とあっているかどうか確認するならまだしも、レシートを持っているかどうかしか確認しないんだから、確実にこれは客差別だと思う。つまり、お前みたいな客はターゲットじゃないってことでしょ!

 

今までに“レシートを見せろ”なんて言われたことはなかったから、店員は“お前はさくらフラペチーノを注文するような客ではない”って感じたってことでは?

 

それとも、今回、カップに“Thank you”って書いてあったけれど、店員はもしかすると、女性客に渡すつもりで作っていたのかな?なのに、パッとしない男のお一人様の客が来たから、注文していないのに商品を盗もうとしている奴扱いしたのかな?

 

それから、別の店舗での話だが、軽減税率が導入されて以降、税率が異なるために店員は“持ち帰りか店内飲食か”をきちんと聞くようになったが、何も聞かれずに、持ち帰りにされたこともあったしね。

それって、“お前みたいな客が店舗内に居座られると店のイメージがださくなるから、とっといなくなってくれ”ってことでしょ?

 

あと、スタバは基本、注文された順番に作るはずなので、受け取りの列は注文した順に並ぶのだが、自分より後に注文した人のものが先に出されることも度々あるし、注文が忘れ去られることもあったからね。まぁ、この作る順番はクレームが多いのか、最近は守られる率が高くなっているが。

 

多分、スタバの間で客ランクってのがあるんだろうね。おそらく、見た目や属性などで。お一人様よりもカップルや家族連れが優先。男よりも女性を優遇。男でも、普段着よりスーツ族を優遇って感じでね。

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Ado「うっせぇわ」を巡る世代間闘争

最近、Adoの「うっせぇわ」を引き合いに出して、受け入れられる人=若者、批判的な人=老害みたいな世代間闘争を煽るネット記事などをよく見かける。

 

しかし、本当にそうだろうか?個人的には「うっせぇわ」には令和の音楽という感じが全くしない。平成どころか昭和の音楽にも聞こえる。

歌い出しは嫌でもチェッカーズのデビュー曲「ギザギザハートの子守唄」のパクリと言いたくなるし、大人社会を批判するような歌詞からは尾崎豊を思い浮かべる人も多いだろうし、社会に反抗する不良少女的なイメージからは中森明菜を想起する人もいるだろう。

また、昭和ではなく平成前期(90年代)の音楽からの影響も感じる。彼女の歌い方や、歌詞の中に“サディスティック”という言葉も出てくることから、椎名林檎の影響下にあることは間違いない。まぁ、彼女自身、その影響を語っているしね。

 

そして、ここで一つ疑問がわいてくる。Adoを若者の代弁者みたいに扱っているが、実は「うっせぇわ」にしろ新曲の「ギラギラ」にしろ、彼女が作詞や作曲をしている楽曲ではないんだよね。勿論、彼女の表現力が優れているから、ここまでブレイクしたのは事実なのだが、その背後には大人がいるってこと。

 

つまり、80年代から90年代の音楽のパクリみたいなことをやれば、その時代をリアルタイムで知っている人から批判されるのを分かっていて、わざとやっているってこと。要は炎上商法。

 

その一方で、今の日本の若者というのは、過去のエンタメを遡って“勉強”するということをしないので元ネタを知らない。だから、若者からすれば、若者世代アーティストの批判をする大人は“若者のやることを受け入れられない老害”になってしまう。

 

ストリーミング時代になって、アナログ盤世代やCD世代、それどころかダウンロード世代よりも旧譜をdigるのはやりやすくなつたのにもかかわらず、日本の若者は旧譜の発掘作業をしないんだよね。海外なんかは、若者が続々と旧譜を新譜と同じ感覚で聞くようになっているのにね。シティ・ポップが発見されたり、フリートウッド・マックリバイバル・ヒットしたりするのはストリーミング効果だと思うしね。まぁ、シティ・ポップに関しては違法にアップされた音源が発掘された面も大きいけれどね。

 

この自分の無知を棚にあげて、その元ネタを指摘した人を老害扱いする現象はAdo以前にもここ何年かの間に何度も頻発している。

 

映画「花束みたいな恋をした」では、既に保守的な層が聞くダサい音楽扱いにされてしまったONE OK ROCKや、「はな恋」では言及されていないけれどMAN WITH A MISSIONなんてのは、00年代前半に米国で流行っていた歌モノヘヴィ・ロックを10年代半ばあたりになって邦楽化して人気を集めたに過ぎない。洋楽ロック好きは、ひと昔前に流行った洋楽のマネをしているだけの音楽を、邦楽好きの連中が新しいと言っているのはダサいと思っていたりもした。

 

まあ、世間的には2018年ブレイクの代表となっている米津玄師やあいみょんだってそう。70年代から90年代までの音楽を今の技術でレコーディングしているだけって感じ。ほとんど、フォークだしね。あいみょんなんかは、それに90年代のスピッツなどの邦楽ロックの要素が加わっているって感じなだけだしね。まぁ、米津に関しては、基本は古臭い音楽だけれど、トラックにはちょいちょい、最近の洋楽のエッセンスはまぶされているけれどね。

 

それから、2019年ブレイクの代表となっているOfficial髭男dismやKing Gnuだって、新しい音楽とは思えない。髭男なんかは完全に汎用型J-POPだし、ヌーはひと昔前の洋楽オルタナティブを歌謡曲化したものだと思う。

 

そして、去年は数多くのネット発のアーティストがブレイクしたけれど、顔出ししている瑛人にしろ、夜好性にしろ、やっている音楽は古臭いんだよね。洋楽アーティストと違って、日本のアーティストには自宅にきちんとした録音設備がある人なんて少ないから、結局、ああいう古臭いサウンドにしかならないってことなんだろうね。

 

あと、去年といえば、SixTONESがデビューしてオリコンでは年間チャート1位を獲得したが、SixTONESのファンがザ・ローリング・ストーンズをリスペクトする洋楽ロック・ファンに対して“ストーンズという略称を使うな”という意味不明なことを言うんだからたまったものではない。

ストーンズというのはザ・ローリング・ストーンズの略称として約60年にわたり世界中で使われてきたものなのに、日本ではストーンズというのはSixTONESのことになってしまうのは音楽に対するリスペクトがないよね”とロック・ファンが指摘すると、“若者のやることを受け入れられない老害が若者をいじめて楽しんでいる”みたいに批判して被害者ぶるんだから、もう…って感じ。

 

結局、こうした現象の全ての原因は若者が過去のものに興味を持たないことにあるんだよね。だから、従軍慰安婦南京大虐殺はなかったとほざくネトウヨの主張にまんまとのせられて、自民党を支持してしまうんだろうね。その結果、コロナ禍になって、自分たちの就職が厳しくなっているんだから、それこそ、自民支持者の好きな言葉でいえば、自己責任でしょって感じかな。

エンタメも歴史もそうだけれど、きちんと、過去を勉強し、良い面はリスペクトし、悪い面は反面教師にしていかないとね。

ちなみに従軍慰安婦南京大虐殺は韓国や中国の主張するディテールは信用できないが、あったことは事実だと個人的には思う。例え、自ら志願し、十分な報酬をもらっていたとしても、軍に関わっていた以上は従軍慰安婦だし、複数の人間の死に国や軍が関わっていれば、たとえ、10人程度の犠牲者でも大虐殺だと思う。

 

話は戻るが、ここ20年くらい日本のエンタメは音楽だろうと映画だろうとアニメだろうとなんだろうと成長が止まっていると思う。日本経済の長い停滞と歩調を合わせるように。つまり、何も新しいことはない。

なのに、それを30代以上が指摘すると、30歳未満が“老害だから新しいものが理解できない”と批判するイビツな構造となっている。本当、理解不能

また、K-POP好きを除くと、日本の若者に新しいタイプのエンタメを貪欲に摂取しようという者が少ないのも事実。コロナに関係なく洋楽や洋画のシェアが年々減っているのは、それを示していると思う。

その一方で、30代以上には洋楽やK-POPの最新サウンド、海外のCGアニメーションなどを毛嫌いする連中も多い。そういう人には古臭いままの日本のエンタメを批判する資格はない。結局、それだと、自分もリアルタイムで経験した20年以上前のエンタメから何も成長していないわけだから、古臭いことをやっている日本のエンタメ界と何も変わらない。

30代以上も30歳未満も矛盾ばかり。全然、新しいものを取り入れられないのは同じなのに、お互いをdisりあっているだけで、全然、生産性がない。本当、小泉政権によって非正規が拡大し、それにより格差も拡大し、経済が停滞した日本社会そのものだなと思う。

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HKT48森保まどか卒業発表に思うこと

HKT48は他のAKB48グループ(HKT以降に発足したグループは除く)に比べれば1期生の在籍率が高い。

AKBは卒業を発表したもののコロナの影響で卒コンが延期されたまま、新たな日程が発表されずに在籍を続けている峯岸みなみ1人だけ。

SKEはコロナの影響で卒業が延期されていた唯一の1期生・松井珠理奈の卒コンが4月に決まった。

NMBは唯一の1期生となっている白間美瑠が卒業を発表したばかり。

一方、HKTは今回卒業を発表した森保まどか、韓国IZ*ONEにレンタル移籍というか徴兵に取られているというか、そういう状態の宮脇咲良、そして、現在はAKBに所属している中西智代梨を含めると9人も1期生がいる。

 

おそらく、仲良しが売りのHKTだから、他のグループより居心地がいいというのはあるのかもしれない。その一方で、他のグループならもっと、フロントメンバーになれたかもしれないのにと思うことが多いのもHKTの特徴だと思う。

 

今回卒業を発表した“もりぽ”も他のグループなら、もっと目立つ機会があったと思う。

 

バラエティ番組で“ピアノ演奏のうまいアイドル”として露出され、それがきっかけでソロ・アルバム、しかも、インストのアルバム『私の中の私』を出すことができたし、ルックス面が評価されて写真集も出せたし、シングル表題曲で選抜されなかったのは子ども向けアニメの主題歌という、いつもと違う路線になった「バグっていいじゃん」だけというのを考えれば十分、機会を与えられていると思うかもしれない。

しかし、これだけ露出されてもAKBのシングル表題曲で選抜されたのが「希望的リフレイン」ただ1曲というのは、本人としては不満なのかもしれないなとは思う。SKEやNMBなら、これだけ露出されればAKBのシングル表題曲に選抜されるのにと、まぁ、普通なら考えるよね。

 

支店メンバーって、所属しているグループの選抜常連となり、それをきっかけにして、本店の選抜入りを果たすことを目標にしている人が多いしね。支店だとキー局の音楽番組に出る機会は少ないから、そう思うんだろうけれどね。

 

でも、いくら優れた要素を持っていてもAKBシングル表題曲にはHKT枠として1人か2人(指原莉乃在籍時は、それにプラスして指原枠があったが)程度しか選抜されないから仕方ないんだけれどね。

 

あと、ピアノの演奏がうまいといっても、やっぱり、楽器を演奏することがない日本のアイドルのかくし芸としてはうますぎるというレベルだから、クラシックやジャズのピアニストや、ピアノを弾きながら歌うシンガー・ソングライターに比べればまだまだだし、それだけで、AKB選抜の常連になるのは難しいというのも本音だしね。

そもそも、AKBの楽曲ならピアノの要素は必要ないからね。BEYOOOOONDSが、楽曲の中でピアノ担当メンバーにスポットを当てるパートを設けるみたいなことをやっているが、そういうことをHKTもやれば良かったんだよねと改めて思う。

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それにしても、まどかのソロ・アルバムは日本アイドル史上最も製作期間を要した作品なんじゃないかなって思う。製作が発表されてからリリースまで5年もかかったからね。

 

あと、サッカー日本代表が森保ジャパンって呼ばれているのだから、それとうまく絡めなかったのも失速の原因かなとは思う。

 

それから、髪を短くしたのも美形イメージの印象を薄めてしまったかなとは思ったかな。

 

まぁ、HKTはユニークなメンバーが多いから、他の本店や支店のように特定のメンバーだけクローズアップできないというのもあるよね。

しかも、韓国に徴兵に取られているさくらたんや奈子、現在の人気トップであるみくりんや、笑顔でHKTの顔となっているはなちゃんとか、強力な存在の人気上位メンバーがいるから、なかなか、もりぽクラスの実力者でもフロントに立てないってのはあるんだよね。

 

ちなみに私は一時期、もりぽがHKTの2推しか3推しくらいだった時期もありました。最近のショートカットは苦手なので、個人的な序列は下がってしまったけれど…。

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LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”(1日目)

去年2公演分のチケットが当選していたが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった。というか、明らかに感染状況などを考慮すれば中止もしくは延期になるのは明白なのに、チケットを販売したこと自体おかしかったんだけれどね。

とりあえず、コロナ禍になって収入が減ったから、一度、ファンから金を徴収して、やりくりしてから返金するという自転車操業的なことをやったのではないかと勘繰られても仕方ないレベルだったと思う。

あるいは、ローソンチケットは去年は何故か、郵送されてくる返金用チケットを持ってローソンの店舗に行かないと返金されないというクソなシステムをとっていたが、その返金用チケットの郵送手数料という名目で金をファンから奪い取り、収入にしようとしていたのではないかと勘繰られても仕方なかったと思う。

さすがに、そのシステムはファンなどからブーイングを浴びたので、今回は電子チケットでの発券となったのは、少しは学習したんだろうなとは思う。

 

そういえば、公演の中止・延期といえば、1月開催予定だったのに延期されたままの夏川椎菜のソロコンはどうなったんだ?いい加減、一旦、返金するとか何とか対応した方がいいのでは?

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それにしても、来場者に対して、相変わらず不具合だらけのCOCOAのダウンロードを呼び掛けているのはバカなんじゃないかって言いたくなる。一部映画館でも相変わらず、CMが流れていたりもするけれど、結局、芸能界は去年の緊急事態宣言時は、政権批判したせいで、支援的なもので冷遇されたから、去年の秋あたりからは、やけに政権にごますって、COCOAのダウンロード推奨で感染症対策しているフリをしているよね。まぁ、アニメやアイドルのオタクには、山田太郎が自分たちの味方だと信じて、簡単に自民党の思うままに洗脳されてしまうのが多いから、従順にダウンロードしているのが多いようだけれどね。

 

そして、相変わらず、運営側の対応も危機感がない。感染症対策のため、規制入場を呼びかけておきながら、開場時間までに開場できないって、運営側が感染症対策する気がないと思われても仕方ないでしょ。リハだのなんだのがおしているのかもしれないが、緊急事態宣言下なんだから、時間通りにきちんと進行しなくてはいけないんだよ。優先順位が分かっていないとしか言えないな。

 

本当、去年の緊急事態宣言が明けて以降参戦したライブや演劇で運営側に不満を持たなかった公演が一つもないって、どういうことなんだろうか…。運営側もファンもコロナは風邪論者ばかりなんだろうね。というか、左寄りの演目でもそうだからな…。日本の芸能人って自分勝手だよね…。いまだに、年内の通常公演は無理と言っている人が多い洋楽アーティストとは格段の違いだよな。

 

そんなモヤっとした気持ちを抱きながら参戦した今回のライブだが、座席はアリーナのほぼ最後列だった。正確には後ろから2列目。だったら、スタンド席の方が良かったかもって思ったりもした。とりあえず、最近参戦したライブでアリーナクラスで開催されたものでは4公演連続アリーナになっているけれど、なんだかなという気もする。

とりあえず、グッズ付きチケットを買ったり、アーティストのサイトの会員になっていればアリーナに潜り込めるチャンスは増えるのかもしれないが、必ずしもアリーナが良席とは限らないんだよな…。アリーナは段差がないから後方だと見にくいしね。

 

公演自体については一番印象的だったのは、“あれ?みんな立って応援しているぞ?”ということだった。去年11月に見た麻倉もものソロコンでは着席鑑賞が義務付けられていたが、今回は1曲目から観客が総立ち状態になっていた。というか、そのもちょのソロコンを見て以降で自分が参戦したライブは今回で6度目だが、着席鑑賞が義務付けられていたのはSTU48=LOVEだけだ。アニソンやアイドルではない一般邦楽も含めて多くのライブでスタンディング鑑賞がOKになっているのに、秋元系アイドルと、そこから暖簾わけした指原系アイドルだけ、いまだに着席鑑賞が義務付けられているのは何故?秋元系アイドルはファンが高齢化しているから?

 

そして、終演時間が20時10分と外出自粛開始時間をオーバーしていたことにも驚いた。まぁ、映画の終映時間やコンサートの終演時間は、飲食店の店内飲食可能時間とは違って、あくまでも協力のお願いだから、守らなくても罰則はないし、10分くらいのオシは誤差かもしれないけれど、守ろうとしないってことは、日本のエンタメ界は、“何の補償もないなら、そんなお願いなんて守らないよ”ってスタンスなんだろうね。

 

まぁ、冒頭に延々と朗読劇をやったり、途中の着替えタイムでメンバーが1人ずつ着替える間にファンのメッセージを長々と紹介するコーナーがあったりとかしていたから20時までには終わらないなとは思っていたけれどね。

 

それから、半分の座席しか販売していない上に規制退場をお願いしているということもあってか、国立代々木競技場第一体育館で鑑賞したライブの帰りとしては珍しく、すんなり、出入口から外に出ることができたのも印象的だった。

ただ、規制退場を守らない観客も多かったので、出入口から歩道橋までの区間は相変わらず混んでいたが。やっぱり、この会場って、ライブをやるべき施設ではないんだよね。スポーツ観戦であれば、途中入場者も途中退場者も多いけれど、ライブってのは、仕事などの都合で開演に間に合わなかった人や、遠征していて、終電の都合がある人などを除けば、ほぼ全員が開演から終演までいるからね。

 

という感じで、文句ばかり言っていると思われるかもしれないが、TrySailのライブをやっと見られたことには大満足なんだよね。

特に、「Free Turn」、「ごまかし」といった去年リリースのシングル曲を聞けたのは嬉しかった。そして、何といっても一番聞けて良かったのは「Sunsetカンフー」。ノベルティ・ソングでありながらも、ライブを盛り上げるスーパー・アンセムになっていると思う。そして、「azure」は名曲だと思う。

 

最後にどうでもいいことを一言。

TrySailに興味を持ったきっかけは雨宮天だった。アニメ「一週間フレンズ。」のヒロイン役および、そのヒロイン役として歌ったキャラソンスキマスイッチのカバー「奏」で興味を持つようになった。それから、汚れていないゆいはんみたいなルックスも興味を持ったきっかけだった。

そして、しばらく雨宮天中心にTrySailを追っていたが、もちょのソロ曲「カラフル」がリリースされた頃より、もちょの可愛さに気付き、もちょ推しになってしまった。その流れで去年はソロコンにまで行ってしまったし。

とはいえ、もし、この3人の中で付き合えるとしたら、雨宮天でも麻倉ももでもなく夏川椎菜がいいなと思ったりもするんだよね。

まぁ、何言ってんだ俺?って感じだけれど。

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太陽は動かない

新型コロナウイルスの影響で多くの映画が公開延期となった。そして、その後、再調整された日程で公開された作品には、興行成績面での成功・失敗にかかわらず賞味期限切れ・消費期限切れになったと言いたくなる作品もいくつかある。ポケモン映画最新作で年末に公開された「ココ」は当初の予定通り夏に見たいと思う内容だったし、秋に公開された「映像研には手を出すな!」は当初の予定通り、ドラマ版の放送が終わった直後の初夏に見た方が鮮度が保てたと思う。

 

でも、この「太陽は動かない」に関しては、公開時期が当初の去年5月から今の時期に変更されたおかげでタイムリーな作品になったと思う。

米大統領選挙でバイデン勝利が濃厚になってきた去年の秋あたりから、環境保護政策に熱心な彼に媚びを売るかのごとく日本を含む世界中の政府や企業が脱炭素社会に向けた提案を相次いで出すようになった。特に、バイデン大統領就任式が行われた今年1月以降は、連日のように新聞紙面に脱炭素関連のニュースが掲載されるようになっている。

 

脱炭素利権を巡る日中韓のスパイ合戦(ロシアも絡んでいる)が描かれている本作はまさに、そうした世界的な動きと見事にタイミングが合致してしまった。ハリウッド・メジャーのワーナー資本とはいえ、日本映画の新作が最近の国際情勢と合致するなんて滅多にないことだ。大抵の邦画は自宅から徒歩圏内の距離感の話を描いたものばかりだからね。

 

そして、また、名前を出すが、ワーナー資本であるために、一般的な邦画よりは迫力のある画作りになっていると思うし、アクション・シーンも頑張っているとは思う。多分、「ボーン」シリーズの日本版みたいなことをやりたかったんだろうなとは思った。

 

ただ、全体としては若干、空回りしている所もあるというか、散漫というか、そんな印象しか持てなかった。上映途中にトイレなどで席を立つ人が多かったのは、そういう構成の難で退屈に感じた人が多いからだと思う。

 

退屈に感じる最大の要因は唐突に挿入される回想シーンのせいだと思う。もう少し構成を整理して、主人公の過去シーンは挿入すべきだったと思う。あと、冒頭に延々と流れる世界観の説明もテレビドラマ的で映画としてのテンポを悪くしていたと思う。まぁ、WOWOW FILMS作品だし、監督が「海猿」シリーズの羽住英一郎だから、テレビ的なのは仕方ないんだけれどね。

 

そして、回想シーンといえば、主人公が高校時代に好感を抱いていた女子生徒役で南沙良が出ているが、また、南沙良が制服姿で出演している作品を見てしまったって感じだ。可愛いから、何の問題もないが。ちょっとだけだが、大人っぽい衣装も見られるのも良かった!それにしても、本当に可愛い!そりゃ、高校時代の主人公ではないが、仲間が彼女のお尻を見たかどうかは気になるよね!

 

それにしても、本作の政治的思想は謎だった。ネトウヨっぽい要素とパヨクっぽい要素が混在していた。

 

ネトウヨ思想と思った要素としては

  • 敵が韓国人、中国人
  • 韓国人女性が日本人女性の名前を名乗っている
  • 中国が脱炭素施設を開発といいながら実は軍事転用しようとしている
  • 通信社が裏ではスパイという設定はいかにもマスゴミ反日・在日と言うネトウヨの思想そのもの

 

パヨク思想と思った要素としては

  • 一度決めたことを中止できない日本の企業や政治家を批判している
  • 虐待するような親でも子どもは親と一緒にいた方がいいという日本の考え方を批判している
  • 日本の企業や政治家が裏で中国と組んでいるような描写がある

 

などがあげられる。

 

しかし、そういうのを抜きにしても、言葉の問題はどうにかならなかったのだろうかと思ったりもした。そりゃ、ネトウヨじゃなくても反日・在日の連中が作った映画って言いたくなりそうだよね。

外国人設定のキャラクターがたどたどしい日本語を話すのはいいとしても、日本人と思われるキャラクターでも変なアクセントの日本語台詞が多かった。というか、日本人俳優の台詞でもおかしなアクセントが多かったし、藤原竜也の台詞でも“原発”のアクセントがおかしかったぞ。外資系作品だからチェックの仕方がおかしいのかな?

さすがに、予告編にはあった韓国人俳優が韓国語で話しかけているのに、藤原竜也が日本語で返答するという訳の分からないご都合主義は修正されていたが。

 

それから、結局、この映画もよくある藤原竜也映画の一つでしかないってのも満足度が低い理由かな。

藤原竜也が出ている映画って、どれもこれもツッコミどころだらけで、いつも、彼が何かに巻き込まれて、その度に、呻いたり、叫んだり、暴れたりしているだけって感じだしね。

 

それにしても、King Gnuによる主題歌「泡」だが、予告編で使われている部分だけを聞くと、汎用型の邦楽バンドのバラードって感じに思えてしまう。ぶっちゃけ、メンバーの別プロジェクトであるmillennium paradeによる「ヤクザと家族」の主題歌「FAMILIA」とほとんど変わらないじゃんって思った。というか、「FAMILIA」自体、millennium paradeらしからぬ汎用型邦楽に思えて仕方なかったんだけれどね。ヌーではできない多少は薄めなくてはいけないオルタナ要素を好き放題できるのがミレパだと思っていたからね。

 

そして、この「泡」を本作のエンド・クレジットで予告編で使用された部分以外も聞いたが、売れ線邦楽からはかけ離れた楽曲に仕上がっていたので驚いた。しかも、連絡が途絶えると、心臓に埋め込まれた爆弾が爆発するという主人公たちの設定に合わせて、心音が使われていたのにも感心した。

 

とりあえず、予告編でやたらと何度も強調されていた悪役による“バ〜ン!”という寒いやつが本編では1回しかなかったことに安堵しました…。

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あなた犯人じゃありません

“青春高校3年C組”というプロジェクトが終了してしまうのは残念で仕方ない。せっかく、“あな犯”という略称で毎週ツイッターなどで話題になる深夜ドラマに出演し、これから知名度が増していくことになるはずだったのに、プロジェクト自体が終了することになってしまったのだから…。

 

学校設定の大所帯集団だから、密を避けなくてはならないコロナ禍での活動には限界があるから仕方ないんだけれどね。特にテレ東は日本のテレビ局では一番と言っていいくらい、コロナ対策にうるさい局だからね。

 

まぁ、自分も彼等の活動母体であるバラエティ番組は夕方時代にはまともに見たこともないし、深夜になってからも、録画されていたものを早送りで何となく眺めていただけなので、残念だと言う資格はないのかもしれないが。

 

ただ、秋元康系アイドルはなんだかんだ言って好きなので、これまでに出した2作のCDシングルは購入していた。

 

そんな、中途半端な注目しかしていなかった青春高校だが、何故か、この“あな犯”の放送開始が告知された時には“見なくては!”って思ったんだよね。おそらく、過去にもAKB48グループや坂道シリーズのメンバーが多数出演するドラマを見たことによって、推しメンができたり、演技力のあるメンバーを発掘したりできたことが念頭にあり、そういう発見の楽しさを期待していたのだとは思う。

 

そして、そうした期待を胸に“あな犯”を見始めたわけだが、1話から引き込まれてしまったんだよね。

まぁ、深夜ドラマ特に学園もの特有の問題点はあったけれどね。こういうドラマって、不自然なくらい大人の登場人物が出てこないからね。まぁ、予算やスケジュールに余裕がないから仕方ないんだけれどね…。

本作でも、捜査担当の刑事と殺害された教師以外の大人のキャラはほとんど出てこない。主人公の母親などちらっと出てきたのが何人かいる程度だ。

 

さらにいえば、殺人事件なのに刑事が1人しか学校に来ないのも変だし、生徒に捜査情報を教えているのもおかしい。さらに、刑事が捜査している現場に教職員が立ち会っていないのもおかしい。そもそも、刑事と生徒がコンビを組んで捜査すること自体ありえない。

 

でも、そういう不自然な点などどうでもいいと思うくらい面白かった。今クールに放送されたドラマ、アニメの中で最も面白いと思うくらいだった。

 

その面白さの要因となったのが主人公の“めーな”と事件の鍵を握る人物を演じた“るちゃ”の2人だと思う。“めーな”の陰キャ演技は良かったし、刑事との不思議なバディ感も良かった。自分の危機を知らせるために“デートの日程”を伝えるという形で刑事にヒントを伝えるシーンでは、もしかしたら、恋愛感情に近いものも芽生えたのかと思ったりもしてしまった。

それから、“るちゃ”は何といっても、ジャージー姿が印象的だった。正確に言うと、制服のスカートははいているけれど、上がブレザーではなくジャージーになっているという姿だけれど、こんなにジャージー姿が可愛い娘なんていないと思うな。

 

そして、この2人の関係性が判明する最終回は感動的だった。というか、全話を通じて、この2人の演技は本当に良かった。今後、この2人が出る映画やドラマはチェックしたいと思うほどだ。

 

まぁ、最終回は、この2人を中心にした青春ドラマとしては最高に感動的な終わり方だったけれど、ミステリーとしてのオチはちょっとイマイチかなという気はしたけれどね…。

 

あと、3年C組による主題歌「自分のことがわからない」は名曲だった。過去2作リリースされたCDシングル表題曲より良曲だと思う。3年C組というプロジェクトの終了により、きちんとプロモーションされないのが残念と言いたくなるくらい良曲というか神曲なのに…。まぁ、イントロから歌い出しは乃木坂46の「君の名は希望」などの陰キャ路線曲で、サビはラストアイドルの「バンドワゴン」って感じで、どこかで聞いたような曲ではあるんだけれどね…。

 

それにしても、“あな犯”って略称、酷いよね…。3年C組や、このドラマのことを知らない人は、AVなどでよく使われる、アナルをレイプするという意味だと思ってしまうよね…。“アナル犯ったんじゃありません”とかいうパロディAVはさすがに出てこないとは思うけれどね。そこまで、認知度は高いとは思わないし。そもそも、“あな犯”というワードがツイッターなどで話題になっていたといっても、木曜日の深夜から金曜日の朝くらいまでの話だから、ほとんどの人は知らないしね。

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