自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

2020年映画興収発表と第44回日本アカデミー賞優秀賞発表

日本映画製作者連盟(映連)が公式に2020年の興行収入を発表した。2000年以降最低の興行収入とはいえ、「鬼滅の刃」が興行記録を塗り替えたし、例年よりは物足りないかもしれないが、興収10億円以上を記録した邦画は21本もある。 本当に、日本はコロナ禍なの…

僕は僕を好きになる/乃木坂46

曲調やパッと聞いた感じの歌詞からいえば、「君の名は希望」、「今、話したい誰かがいる」、「いつかできるから今日できる」、「帰り道は遠回りしたくなる」などといった乃木坂楽曲でもたびたびテーマとなるスクール・カースト下層の人たちや職場で疎外され…

「映画秘宝」恫喝騒動を考える

映画秘宝側の作品や俳優などに対するモノの見方に疑問を呈した人に対して、編集長が直接、反論のDMを送りつけるだけでもありえないのに、“そんなことを言われたらショックで死にたくなる”=“自分が死んだらお前のせいだ”という脅し文句まで書きつけてくるの…

どん底作家の人生に幸あれ!(クソ邦題)

洋画の邦題が酷いのは今に始まったことではないし、日本映画が海外で公開される時だって、そのまま直訳したタイトルで公開されていないものも結構ある。 でも、コレは酷いでしょ。何しろ原作は、文豪チャールズ・ディケンズの名作文学「デイヴィッド・コパフ…

さんかく窓の外側は夜(ちょっとネタバレ)

大きめのスクリーンで上映したり、上映回数を増やしたりしているシネコンが多いが、それって、「エヴァ」の公開が延期になった穴埋めなのかな? それはさておき、霊が見える青年が事件を解決するというストーリーらしいということで鑑賞することにしたが、途…

WINTER TOUR『You all are "My ideal"』@東京都・日本武道館(1日目)

まさか、2日連続で武道館に行くことになるとは思わなかった…。しかも、先月半ばにも行っているから、この1ヵ月強の間に3回。その全てがアリーナ席での鑑賞なんだから、いかに、コロナ禍のライブ・エンターテインメントというのは、ごくわずかな顧客で支えら…

夏目友人帳 石起こしと怪しき来訪者

今週末公開予定作品で見たいと思っていたハリウッド製ホラー映画「ザ・スイッチ」、アニメ「宇宙戦艦ヤマト」の総集編映画がいずれも、緊急事態宣言発令の影響で公開延期になったので、この2本より優先度は低いが、時間があれば見に行こうくらいにしか思って…

MXまつり 新春STU48コンサート2021〜瀬戸内からGO TO 武道館〜

まず、このご時世で瀬戸内を拠点とするグループが都内でコンサートを開催すること自体ありえない。感染拡大防止の観点からすれば、首都圏が拠点でないアーティストは別にアイドルだろうと、ロックだろうと、クラシックだろうと、公演を中止もしくは延期にす…

『豆柴の大群 実力をしっかりとつけるツアー』東京公演

20時以降の外出自粛を要請しているのに、時短要請されている飲食店の営業が20時までっておかしくないか?家の真ん前に飲食店があるのか?本当、政治家連中って何も分かっていないんだなって思う。 そして、補償はしたくないから要請ではなく呼びかけという扱…

銀魂 THE FINAL

銀魂の原作第1話を当時、毎週購入していた「週刊少年ジャンプ」で読んだ時は、当時はそんな言葉はなかったかもしれないが、今でいうところのネトウヨ思想(=排外主義=外国人差別)の作品だなと思った。 大雑把にいえば、日本にやってきた異人を追いだそう…

甦る三大テノール 永遠の歌声

一般的には“3大テノール”表記なのに、このドキュメンタリーの邦題は“三大テノール”表記になっているのは何故?こういうのが、日本の映画関係者って、映画以外のことは知らないよねってバカにされる要因なのでは? それはさておき、自分が3大テノールを認識し…

劇場版『美少女戦士セーラームーンEternal』<前編>

はじめに、自分は「セーラームーン」の放送開始当時はなんとなく、食事中とかに何も見るものがない時にかけていたという程度で、ほとんど思い入れがないので、人によっては、“こいつ、何言ってんだ?”と思うことも言っているかもしれないということをお断り…

意味のない緊急事態宣言 思想や世代を抜きにして冷静に考えよう!

全く意味のない緊急事態宣言が発令されてしまった。去年の春の時は、自民党支持者の中からも安倍批判が出るほど、コロナ対策をロクにしない政府に対して国民から批判が出ていたが、今回は逆に国民の分断が加速しているようだ。 その結果、自民を支持しない層…

アーヤと魔女

ジブリの新作がテレビ放送で初公開?そりゃ、驚くよね。通常の開催ではないとはいえ、カンヌ国際映画祭の公式セレクションに選ばれたし、米国では劇場公開の予定もあるという。それなのに日本ではテレビスペシャル扱いというのは謎だ。しかも、放送局はNHK。…

新感染半島 ファイナル・ステージ

このご時世の中で見ると、ゾンビになる=新型コロナウイルスに感染するにしか見えない。ゾンビになってしまった人を乗せた船の受け入れの拒否は、世界が新型コロナウイルスというものを意識しはじめて間もない頃に感染者が乗っている豪華客船の寄港を認める…

年末年始恒例イベントも無観客に…

年末年始恒例のイベントが色々と無観客開催になった。 日本でいえば、レコード大賞や紅白歌合戦などの音楽特番が無観客になった。 堅苦しい進行のレコ大は観客がいてもいなくても、そんなに違いはないが、紅白はいない方が純粋に音楽番組として楽しめたよう…

映画始めは「燃えよデブゴン TOKYO MISSION」

初詣ついでに元日に映画を見るなんてことは母親が足腰をいためて引退するまでは何度かやったことはあるが、その後は元日が仕事になることも多かったため、やらなくてなってしまった。 しかし、久々に大晦日から三が日にかけての4日間全てが休みとなった2016…

初詣とコロナと若者批判

あれだけ政治家連中やマスコミが“年末年始は外出を控えろ”と言っているのに、浅草寺は歩けないほどの大混雑ではないものの、U-30のグループと家族連れを中心に賑わっていた。中高年は少ないようだ。また、世代を問わず、自分のようにソロで訪れている人は少…

2020年Myベスト映画

今年は新型コロナウイルスの影響で都内で映画館の営業が長期にわたって中止されるというかつてない事態となった。 2011年の東日本大震災の時や去年の台風19号の時でさえ、都内で映画館の営業が休止されたのはわすかな日数だけだった。 しかし、今年はかつて…

2020年映画納めは「ジョゼと虎と魚たち」

大晦日に映画館に行くのが実は好き。 最近はシネコン的営業の仕方により、普通に夜の上映も行われいるし、いわゆるレイトショーも実施されているが、ひと昔前までは大晦日は夕方の回の上映が終わると営業を終えてしまっていたんだよね。 普段は、ひとでなし…

第62回 輝く!日本レコード大賞

これほど、納得のいくレコ大(大賞)結果って滅多にない。レコ大発表の場面を中継番組で見て泣いたのは初めてだ! おそらく、ほとんどの日本の音楽リスナーが納得する結果となったのって、サザンの「TSUNAMI」が受賞した2000年以来では? まぁ、人によっては…

2020年Myフェイバリット・ソングス

果たして、2020年代になっても、この選曲方針でいいのかは分からないが、あくまで、“購入”した楽曲のみを対象にした。ここでいう“購入”した楽曲というのは、フィジカル(CD、USBのみを対象。アナログ盤やカセットテープ、MDは再生機器を持っていないので対象…

映画 えんとつ町のプペル(ネタバレあり)

吉本興業って、本来はエンタメ企業なんだから興行と表記すべきなのに興業としている時点で頭の悪い人たちなんだろうなと思ってしまうことがある。そうでなければ、元々、ヤクザに毛が生えたようなものだから自分たちが興行をやっているという認識はなくヤク…

劇場版ポケットモンスター ココ

ここ最近のポケモン映画は、子どもではなく大人をターゲットにしているとよく言われている。確かにノスタルジックな路線のものや、泣ける作品などが目立つ。前作なんかは劇場版第1作のCG版リメイクだったし、懐古路線は強まっているのだろうとは思う。 そし…

ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会

今までの「ラブライブ!」関連作品はCDはよく買っていたし、劇場版は映画館で見た上にブルーレイも買っているけれど、テレビシリーズに関してはほとんど見ていなかったんだよな…。「無印」は1期の頭数話しか見ていないし、「サンシャイン」に至っては1期の1…

2020年エンタメを個人的に振り返る

今年は新型コロナウイルスの影響で例年なら楽しんでいたものが楽しめくなったケースが結構あった。 自分がほぼ毎年楽しんでいたイベントでは、隅田川花火大会のように開催されなかったものもある。また、フェスでは、世間一般的な音楽好きとされる人たちが歓…

うつ病九段

日本の映画やドラマ、小説などというのは、実在の人物をモデルにした作品でも、人物や団体などの名称が変えられることが多い。それが日本の映画やドラマ、小説などのリアリティのなさにつながっている要因の一つだと思う。 しかし、そういうのに慣れてしまっ…

こむちゃっとカウントダウン年間チャート

「こむちゃっとカウントダウン」は、前進番組を含めれば、25年以上。単独でも18年強という長期にわたって放送されているので、アニソン・ランキングの老舗と言ってもいいと思う。 このランキングの傾向が明らかに変わったのは00年代終盤からだった。いわゆる…

神様になった日

終焉が迫る世界という設定、Keyの立役者・麻枝准がアニメ用に書き下ろしたオリジナル作品、「鬼滅の刃」で一般にも多少は名前が知られるようになった花江夏樹が主人公を演じる等々。注目要素はたくさんあり、多くの人が今期の“覇権アニメ(この言葉、最近使…

「鬼滅の刃」興収新記録発表 もしかすると禰󠄀豆子の生誕記念日に合わせた?

「劇場版 鬼滅の刃 無限列車編」の興行収入が遂に「千と千尋の神隠し」を抜き、日本の映画興行史上最大のヒット作となった。しかし、ここで一つ疑問が巻き起こってしまった。 新記録達成を発表した12月28日は禰󠄀豆子の生誕記念日だよね。もしかすると、新記…