自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

SNS・ブログの遍歴

●各種掲示板 最初は、いわゆる掲示板を閲覧するだけだったし、書き込みもほとんどしたことがなかった。2ちゃんねる時代には掲示板そのものから検索してスレッドを探したりもしたが、5ちゃんゃんねるになってからはまとめ記事を見ればいいやという程度になっ…

墨田区東向島なつめ公園の騒音問題(続報)

連日、墨田区東向島6丁目にある“なつめ公園”に暴徒と化した小学生の集団が押し寄せている。2月に墨田区役所に対処を要請した際には、近隣の小学校を通じて、保護者などにお達しがいったようで、一瞬、暴徒化した小学生が来園することはなくなった。しかし、…

砕け散るところを見せてあげる

それにしても、清原果耶出演映画の公開が相次いでいるな…。 映画館の営業が休止された去年の緊急事態宣言の影響で(これだけ、感染状況が収まっていないのだから、今年の緊急事態宣言でも映画館やライブハウスなどの営業は休止させるべきだったと思う)公開…

フラガール- dance for smile -

ずっきー目当ての鑑賞なのに、乃木坂モバイルの先行販売でチケットを入手してしまって申し訳ない気持ちでいっぱいだ。 ところで、コロナ禍になってからのコンサートや演劇ではチケットにグッズを付けて販売するケースが増えている。 それは、会場でグッズを…

映画『バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら』

「バイプレイヤーズ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら」というタイトルなのに、有村架純が出演するということにまずは疑問を抱いた。 ほとんどの役者が自身役で出演するメタ的作品なんだから、出演者は基本、脇役がメインの人、あるいは主役もやるが脇…

スペースシャワーTVは最新MVをチェックするメディアとしての役目を終えたのか?

4月1日から既に一部枠に変更は出ていたが、今日から本格的にスペシャの新編成がスタートした。一番驚いたことは、最新ヒット曲のMVや解禁されてまもない新着ビデオを流す枠が大幅に減らされていることだ。 これまでスペシャでは、そうした最新ヒット曲などを…

ゾッキ

唐突に違う登場人物の話に切り替わり、一瞬、“は?”となったが、すぐに、これは一見関係ないように見えるエピソード同士が実は繋がっているというパターンの作品だなと気づいたので、ほとんど戸惑いはなかった。 エンドロールを見ると、それぞれのエピソード…

ホリミヤ(アニメ版)

全13話の前半は驚くべきスピードで進んでいった。第4話で主人公の宮村がヒロインの堀に告白したが、これって普通のアニメなら1期の最終回くらいでやっと到達する展開だと思う。また、第7話では直接の描写はないものの、明らかに性行為を行ったあとと思われる…

出版社、書店など出版業界の怠慢

ネット時代になり、世の中における書籍や雑誌などの存在意義が変わってきた。 しかし、出版社側は取次社を通じて書店に強制的に出版物を購入させるシステムを崩したくない。 おそらく、キックバックのような恩恵を受けている者もいるのだろうし、書店側は返…

リアル花見@上野公園

上野公園の桜を飲食せずに園内をぐるっと回りながら眺めるだけというリアルな花見を2003年からずっと同じ相手と一緒にやっている。 その相手というのは、かつて自分が担当していた番組で学生バイトをやっていた人で、2003年は彼が大学を卒業してフリーターに…

マジムリ学園 蕾-RAI-

アルコール消毒は片手につけて、それを両方の手に広げるってのが主流だと思ったが、両手それぞれに噴射しろと言われた。そこまで、感染症対策をしているフリをするんだったら、全席販売するのをやめろよって言いたいし、場内でドリンクを販売するのもやめろ…

ノマドランド

2009年度にアカデミー作品賞のノミネート枠が10本に拡大されたのは(のちに最低5本最大10本に変更)、5本枠ではSF、ファンタジー、アクション、コメディ、ホラー、アニメーションなどの“大衆的”ジャンルの作品の中で批評家筋や映画通に評価された作品をカバ…

「ガールズ&パンツァー 最終章」第3話

2015年11月に劇場版が公開された際にはリピーターが続出した。“ガルパンはいいぞ”といった流行語も生まれ、興行収入は25億円を記録した。これは今でも深夜アニメの劇場版の興行収入では歴代のトップ5に入る成績だ。 そして、このガルパン人気を受けて全6作か…

モンスターハンター

海外で去年の年末に公開された際に酷評されていたことは知っていたので正直なところ、見に行くかどうかは非常に迷った。 でも、観客動員数ランキングでは今年公開の外国映画としては最高位となる2位を記録しているので(というより去年9月日本公開の「テネッ…

ワンダーエッグ・プライオリティ

メインキャラ4人のうち3人の声を「ラブライブ!」シリーズ(「サンシャイン!!」の斉藤朱夏、「虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会」の楠木ともりと矢野妃菜喜)出身者が担当し、残りの1人、相川奏多も新人ではあるが、同時期に「アイドリープライド」というア…

ホリミヤ(実写ドラマ版)

アニメ版と同時期に実写ドラマ版も放送という形になった「ホリミヤ」。関西地区では、どちらもMBSで放送されているので、関東では系列のTBSがドラマ版のみを放送するというのは(アニメ版は関東ではTOKYO MXなどで放送)、明らかにTBSがアニメを軽視している…

IDOLY PRIDE -アイドリープライド-

結構、色んな要素をぶち込んでいるのに、そんなに話題にならないんだから、アイドルアニメのブームは完全に飽和状態なんだろうなとは思う。 というか、「ラブライブ!」シリーズは新たなシリーズ「スーパースター!!」がこれまでのTOKYO MXなどでの放送からNH…

劇場版『奥様は、取り扱い注意』

テレビドラマの劇場版だから、どうせ、良くてもテレビスペシャル程度の出来だろうと思っていたが、意外と社会性のある作品だった。 一度決めたことは、どんなに計画に間違いがあっても続行する国や自治体が描かれていたが、それって、まさに今、我々が五輪を…

ファンタジア

本作を映画館で見るのは1990年のリバイバル上映以来だ。この時は、修復版での上映という触れ込みだったか、シャンゼリゼ(現在の丸の内TOEI2)で自分が見たバージョンは何故か画質の荒いものだった。 そして、1991年にビデオソフト化された際に購入したLDを見…

おとなの防具屋さんⅡ

テレビでは倫理概念の薄いTOKYO MXやオプション料金が必要なCSチャンネルでのみの放送で、あとは配信サービスでの提供という形であるとはいえ、ここまでポリコレ的、フェミ的観念を全否定するオタクに媚びたエロアニメが普通に毎週流れているんだから、本当…

LOVEBITES RIDE FOR VENGEANCE TOUR 2021 @TOKYO DOME CITY HALL

これまでずっと、現場に足を運びたいと思っていたが、なかなかスケジュールが合わず見る機会がなかったLOVEBITESのライブにやっと参戦することができた。 といっても、新型コロナウイルスの影響で延期となった公演がリスケージュルされて改めてチケットが再…

ゼロワン Others 仮面ライダー滅亡迅雷

いくら、Vシネの先行上映とはいえ(アニメでいうところのイベント上映)、ゼロワンというのはそれなりに人気のあるシリーズだと思っていたので、上映館をチェックした際に、やけに上映館数や上映回数が少ないなと感じていた。 そんな疑問を抱きながら、ふと…

オリンピッグ問題と報ステ炎上に見る差別意識

一連の森発言を擁護できるのはネトウヨ思想の人間だけだと思う。 また、五輪セレモニー演出担当者が渡辺直美をブタとして出演させる上に大会名をブタ扱いする(まぁ、ブタを下卑な存在として見下すこと自体だめなんだけれどね)という“オリンピッグ”演出案を…

トムとジェリー

「トムとジェリー」を映画館で見るのは米国から2年遅れで1995年に日本公開された「トムとジェリーの大冒険」以来だ。吹替版のみの公開で主題歌は小林幸子の歌に差し替えられていたんだよな…。しかも、声優としても幸子が参加していた。 吹替版で映画を見るの…

少女文學演劇「雨の塔」三島・都岡Ver.

去年はコロナの影響でライブ・エンターテインメントを見る機会が2月の終わりくらいから秋になるまでなかった。去年初めて舞台鑑賞をしたのは10月だった(年間観劇本数は2本)。コロナ前のおととしは、先の読めないシフトの仕事をしていたので、11月になるま…

映画 ヒーリングっど♥プリキュア ゆめのまちでキュン!っとGoGo!大変身!!(ネタバレ含む)

きのう、自分がよく行くシネコンの上映時間や混雑具合をチェックしていたら、多くの劇場でプリキュア新作映画のチケットが売り切れ間近となっていた。正直言って驚いた。もしかすると、今週末に限っていえば、「エヴァ」よりも人気があるのではと言いたくな…

第44回日本アカデミー賞

これまでの国内賞レースの流れでいけば、「罪の声」か「ミッドナイトスワン」が最優秀作品賞受賞に近い作品だが、日本アカデミーは邦画大手のお祭りだから「罪の声」が有力かなと思っていた。 あるいは、民主党政権を笑うネトウヨ的視線の強い映画「Fukushima…

ミナリ

今回のアカデミー賞はコロナ禍で規定が色々と変更されているとはいえ、3月後半になってアカデミー作品賞にノミネートされた全8作品のうち、現時点で日本で劇場公開された作品が3本しかないとはね…。配信オンリーを含めると4本だけれど、個人的にはどうしても…

まともじゃないのは君も一緒

清原果耶といえば、幸薄いキャラクターを演じることが多いというイメージが強い。ここ最近の出演映画を振り返ってみれば、それは一目瞭然だ。 「愛唄-約束のナクヒト-」不治の病と闘う少女 「デイアンドナイト」児童養護施設で暮らす闇を抱えた少女 「宇宙で…

第93回アカデミー賞ノミネート発表

今回の第93回アカデミー賞のノミネートを見ると、配信映画といわゆるミニシアター系作品ばかり。コロナの影響で大作映画の多くが公開延期されているとはいえ、このラインアップでは授賞式の中継番組の視聴者数(米国では視聴率よりも視聴者数を重視している…