自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

2020-09-01から1ヶ月間の記事一覧

新たな現場で1クール無事終了!勤務時間や作業内容について考えてみた

7月から担当番組も変わったし、間に入っている会社も変わったし、契約形態も変わったし、色々と労働環境も変わったので、どうなるかと思ったが、何とか無事1クールを終えることができた。 以前の担当番組では番組と間に入っている会社の両方から勤怠データの…

蒲田前奏曲

「ひよっこ」の米屋の娘役でブレイクした伊藤沙莉と、「スカーレット」の可愛い百合子役でおなじみの福田麻由子が共演となれば見ずにはいられないということで鑑賞した。しかも、子役時代から活躍する2人が子役時代以来、久々の共演。これは大注目作でしょ!…

映像研には手を出すな!

「続きは映画館で!」商法の作品なので、ドラマ版終了時ではブログの類を書くのを避け、映画版が公開されてからまとめて言及しようと思っていたが、コロナの影響で公開が遅れてしまい、当初の予定より4ヵ月遅れで、やっと、この手の記事を書くことができた。…

彼女、お借りします

「彼女、お借りします」最終回を見た。きちんと、全話を見ることができた。そして、中途半端な終わり方で予想通り、2期の制作が発表された。まぁ、そうだろうね。原作も続いているし、ヒロイン陣4人のうち1人は終盤になって、やっと出てきたって感じだし、そ…

VILLE NEUVE 新しい街 ヴィル・ヌーヴ

イメージフォーラムで映画を見るのは超久しぶりな気がする。というか、前に来た時って、座席指定制ではなかったような気がする。 そして、フルキャパの座席販売が再開された映画館で鑑賞したのは、これが初めてだ。感染を恐れ、なるべく、前後左右斜めの観客…

事故物件 恐い間取り

山下智久と亀梨和也の未成年との飲酒スキャンダルには腹が立っていた。未成年とホテルに行ったとされるのは山下のみらしいが、仮に本当にセックスなどの性行為どころかキスすらしていなかったとしても、未成年とホテルに行けば、立派な淫行。つまり、犯罪行…

劇場版 ヴァイオレット・エヴァーガーデン

ネット上では大絶賛の声ばかりなので懐疑心を抱きつつ鑑賞に臨んだ。 別にアンチ京都アニメーションではないし、というか、その年の年間トップ10クラスに選ぶくらい好きな京アニ映画も結構ある。 ハッキリ言ってしまえば、自分が嫌いなのは、京アニの熱心な…

「かのかり」に影響されて試してみたが、超後悔…

来週、最終回を迎える深夜アニメ「彼女、お借りします」、通称「かのかり」はヒロイン陣が可愛いというのもあるが、雨宮天、東山奈央などお気に入りの声優が出演しているし、the peggiesによるオープニング曲、halcaによるエンディング曲、いずれもが良曲だ…

TENET テネット(ネタバレを含む)

この手の作品はなるべく最低限の知識以外はシャットアウトして鑑賞した方がいいと思う。だからといって、見た作品に関する意見を誰にも伝えられないというのは苦痛でもある。見た人であれば、他の鑑賞者の意見を聞いてみたいと思うだろうし、自分もそう思う…

思い、思われ、ふり、ふられ

実写版は、いわゆるキラキラ映画とシネフィルや評論家から揶揄されるジャンルの中にあっては稀有な傑作だったし、その実写版メインキャストがゲスト声優として参加しているということでアニメ版も見ることにした。 しかし、実写版とは全然、雰囲気が違う作品…

親バカ青春白書

日テレ系ドラマでおなじみとなっている悪名高いHulu商法は許しがたい。だから、Huluと契約していても地上波バージョンでしか見なかった。でも、結構、全話楽しめた。 というか、たった7話しかないのは残念だ。8月スタートなんだから、10月の半ばくらいまでや…

荒野のコトブキ飛行隊 完全版

通常版でしか上映しない劇場でも「荒野のコトブキ飛行隊 完全版 MX4D」と表記されたチラシが配布されていたので、「MX4D」までが正式タイトルに含まれているのかと思っていたが、本編を通常版で見たら、「完全版」までのタイトル表記しかなかったし、キネノ…

パヴァロッティ 太陽のテノール

ルチアーノ・パヴァロッティの若い頃がハンサムだったということに驚いた。(イケメンではなくハンサム!)そして、人によって、パヴァロッティ像が違うというのもよく分かった。 それにしても、邦題のサブタイトルの「太陽のテノール」ってダサいな…。本当…

僕たちの嘘と真実 Documentary of 欅坂46

タイトルに“嘘と真実”とあるから、「さよならテレビ」のような強烈なオチというか、限りなくヤラセに近いものでも含まれているのかと思ったが、期待はずれだった。というか、構成もなっていない。時系列を行ったり来たりする意味もあまり感じないし、説明テ…

映画クレヨンしんちゃん激突!ラクガキングダムとほぼ四人の勇者

コロナの影響で公開時期が変更され、通常のGW公開(1作目は夏休みだったが)ではなく秋公開となったクレしん映画を鑑賞。「何とか休みでもない時期に何故、ファミリー向け映画を公開すんだ?」と思ったりもしたが、よく考えたらシルバーウィークに合わせた公…

映画館にいく日

行定勲監督のコロナ短編A day in the home Series第3弾「映画館にいく日」を鑑賞。 前2作はリモート撮影(オンライン収録)だったが、今回はロケものだった。 やっぱり、コロナ禍になって、時代ものとかファンタジーものでない作品、しかも、現在を舞台にし…

宇宙でいちばんあかるい屋根

清原ちゃん初主演映画「宇宙でいちばんあかるい屋根」を鑑賞。初主演ということに驚いた。今まではヒロイン役はあったけれど、主役ではなかったってことなんだよな。彼女の演技って印象的だから、つい、主役のように思ってしまったってことなのかな?作品自…

マイルス・デイヴィス クールの誕生

音楽ドキュメンタリー「マイルス・デイヴィス クールの誕生」を鑑賞。サブタイトルが「クールの誕生」だから、キャリア初期の頃のエピソードが中心なのかなと思ったが、マイルスの誕生から死までを網羅した内容だった。知らなかった話も盛り込まれていて、か…

菅ってそんなに好印象だったっけ?

安倍政権の支持率はだいたい4割から5割くらいはキープしていた。問題続出の時でも3割程度あったし、辞任表明直後には7年8ヵ月分を総括して7割が支持なんていうありえない数字も出た。 でも、アベノミクスなど安倍政権の政策の恩恵を受けた人って、全国民の1…

Reframe THEATER EXPERIENCE with you

この秋、多くの音楽ドキュメンタリー映画が公開される。というか、緊急事態宣言の前後で公開延期になった作品がリスケジュールされて上映されるものや、元々、この時期公開予定のものも含めて、とりあえず、劇場公開作品という肩書きだけ手に入れて、とっと…

批判できなくなった日本人

安倍政権の7年8ヵ月で一番変わったことといえば、国民の間に権力や権威を批判してはいけない病が蔓延したことかな。これは別に政治の話だけではなく、音楽や映画などでもそう。というか、店の営業姿勢や店員の勤務態度とかでもそう。そんな批判していけない…