自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

親バカ青春白書

日テレ系ドラマでおなじみとなっている悪名高いHulu商法は許しがたい。だから、Huluと契約していても地上波バージョンでしか見なかった。でも、結構、全話楽しめた。

 

というか、たった7話しかないのは残念だ。8月スタートなんだから、10月の半ばくらいまでやるのかなと思っていたのに…。というか、8月スタートでも、9月目一杯までやれば、9話にはなったのに…。

日本のテレビ局はコロナ体制をはやく終わらせたくて仕方ないんだろうな…。7月クールは諦めたけれど、10月クールからは今まで通りの編成にしたいんだろうね。だから、コロナ禍で撮影開始や放送開始が遅れたものは、エピソード数を減らして何とか9月中に消化し、10月からは通常に戻そうというつもりなんだろうね。政府にしろ、東京都にしろ、きちんとした対策を取る気もなさそうだし、経済優先というか、自分たちの利権に関わる案件の回復を優先したいみたいだから、緊急事態宣言のようなものは多分、二度とない。だから、ここで通常の編成に戻そうってことなのかな?

 

まぁ、コロナ禍にならなければ、本来なら7月クールは東京五輪パラリンピックが開催されていたはずだから、コロナに関係なく7月クールのドラマは通常より少ないエピソード数で企画されていた可能性もあるけれどね。

 

とりあえず、最終回を見てネット民の予想が的中したのには感心した!

ガタローの亡くなった妻(ガッキー)がヤンキーだったから、元ヤンの美咲とガタローは気が合ったんだという仮説を立てていたが、本当にその通りだったので驚いた。

あと、1話を見た時に、日本のシステムでは日本の大学を卒業した者が、再び日本の大学に入ることはないはずなのに、何故、娘のさくらと一緒に大学生になっているんだという疑問を抱いたが、最終回で、はっきりと小説家デビューを機に中退したことが明かされていたので納得した。福田雄一作品だから、どうせ、いつものように適当に設定したんでしょと思ってしまっていたことを詫びたい。

 

それから、さくらは父親に恋路を邪魔されたりしている割には、ウザがっていないし、そもそも、毎日、一緒に登校しているし、自分たちをネタに父親が小説を書くことに対しても寛容だし、なんだかな…ご都合主義かな?と思ったりもしたが、これも最終回で、さくらがファザコンであることが明かされ、父親に恋愛感情を抱く美咲に嫉妬していたので納得した。

そして、ガタローが亡き妻を忘れられないと言って、美咲をふるシーンは感動した。ひと昔前のドラマだったら、ガタローと美咲は結ばれていたと思うが、そうならないのは時代の流れなんだろうね。どんなに“いい人”でも、オジさんが娘世代の女性と再婚するのは気持ち悪い!ロリコンだ!などとフェミ的な思想を主張する人たちに攻撃される可能性が高いから、そういう展開は避けたんだろうね。

 

というか、本作のガタローって、自分より年下の設定なんだけれど、自分より遙かに年上にしか見えないな…。今の40代って、あそこまでオッサンオッサンしていないと思うな…。団塊ジュニア氷河期世代って、それより上の世代が40代だった時より、見た目も考え方も若いと思うんだよね。だから、本作におけるガタローってのは福田雄一世代の40代のイメージなんだろうね。

 

それにしても、本作でさくらを演じた永野芽郁はめちゃくちゃ可愛い。あの髪型や服装が好みなのかな?というか、本作における彼女のルックスって、お気に入りの風俗嬢に似ているんだよな…。多分、そのせいで、可愛いと思う度数が何倍にも増大されているんだろうな…。

そういえば、ストーリーと役柄の酷さで朝ドラ「半分、青い。」の時の永野芽郁はバッシングの対象になったりもしたけれど、実は、それ以降、彼女が出演した映画やドラマは全部見ているんだよな…。

お気に入りの風俗嬢に似ているとかに関係なく、永野芽郁自体が好みなのかもしれないな…。

 

最後に一言。フェミ的思想から見たら不謹慎なことばかり書いてすみません。

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