自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

二ノ国

○オチにされたとか、キャラデザを変えられたとか、CGアニメが嫌いだとかいう理由でドラクエ映画を叩いている人が多いが、あれは映画としての出来は平均的には達していたと思う。でも、「二ノ国」は本当に酷いぞ!
 
劇場用オリジナルなのに止め画は多いし、話はご都合主義だらけだし、オチは「は?」って感じだし、そして、何より永野芽郁の声優演技が酷い。本職でない人が声優をやると、狂ったように叩く声優信者には辟易するが、そんな自分でも、あれは酷いと思う。でも、彼女の演じたキャラ可愛いけれどね…。
 
そういえば、本作のメイキング(アフレコ風景)をちらっと見たが、永野芽郁のモノの言い方がほとんど、「半分、青い。」のスズメだった。あの役を演じたことにより性格もああなったのか?
 
そして、画がジブリっぽいと思った。まぁ、それは当然だよな…。監督が「ギブリーズ episode2」の監督だし、「猫の恩返し」の監督も参加しているし、音楽は久石譲だし、そもそも、ゲーム版にもジブリは関わっていたんだからな…。
 
ところで、この「二ノ国」とか、見ていなが酷評されている&興行成績不振の「ダンスウィズミー」とか、ワーナー邦画って、東宝東映・松竹の3大メジャーが蹴った企画が回ってきているパターンが多いのでは?という気がしてきた。出来の悪さや興行的不振の作品多いもんな…。「銀魂」とか「十二人の死にたい子どもたち」みたいなヒット作品がコンスタントに出ているから、他のハリウッド系映画会社の邦画みたいに失敗しているイメージが少ないだけで、打率は悪いよね…。
 
それから、主題歌を歌っている須田景凪って、名前もルックスも音楽性もそうだが、菅田将暉と米津玄師を足して5で割ったくらいの薄味音楽だな…。まぁ、この曲気に入って、CD買っちゃったけれど…。

f:id:takaoharada:20190823200128j:plain