自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

午前0時、キスしに来てよ

ハシカン映画を見るの今年4本目。満席ではないものの、結構入っていた。ハシカンって何気に今最も稼げる映画スター(死語)なのかもしれないな…

そして、見ていて気になったのはハシカンの体型だが、「お腹が出ている」とか「ずんぐりむっくり」とかいう自虐的な台詞があって笑えた。

それにしても酷い映画だ。ハシカン出演映画は突っ込み所満載というのがデフォルトだが、それでも酷いと言わざるを得ない。

まず、スーパースターって、日本の芸能界には90年代以降、存在しないよね。それから、昭和の遺物みたいな映画館の存在も謎だし、何故、そんな映画館が午前0時まで営業しているのかも謎だし、あんなチケット、今も昔もないよね。株主招待券と前売券と当日券が合体したような、しかも今の発券機で発行するチケットでもムビチケでもないチケット。まぁ、日本の映画やドラマ、アニメではいまだに都合よく出てくるけれどさ。そういえば、ハシカンの前作「かぐや様」にも映画チケットネタ出てきたな…。

そして、何よりも話がつまらない。なのに場内ではすすり泣きがあちこちから聞こえる…。こんな映画で満足できるなんて、本当、日本って、製作側だけでなく、観客もレベルが低いんだなと言わざるを得ない。同じ恋愛映画でも同じ日に見た洋画作品「ラスト・クリスマス」とは雲泥の差だ。

まぁ、自分がこの作品に腹が立つ理由はそれ以外にもあるけれどね。本当、世の中って「いい人」って恋愛面では都合よく使われるよね。結局、イケメンや金持ちがおいしいところは持っていくんだよ。ふざけんな。

 

追記

きちんといい年こいた大人がJKと付き合うのは問題だと描いていた点は評価できるかな…。

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