映画 すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ
「逆詐欺映画」と話題になっているアニメ映画を見た。
やっぱり、SNSなどで話題になっていたというのはステマだなと思った。
感動的なシーンはあったけれど、あの内容と、かろうじて1時間を超えている程度の上映時間で一般料金1900円は詐欺だよ。
そもそも、一般人が「逆詐欺映画」なんて言葉を使うとは思えない。メディアや宣伝の人間、あるいはプロではないが定期的にブログや同人誌などで執筆活動をしている人間。そういうのが仕組んだとしか思えない。
まぁ、そのステマ戦略は見事に成功したようだが。
普段、映画館に来ないようなのがいっぱい来ていたし、観客の層も幅広い。そして、平日の昼間なのに9割以上の座席が埋まっているんだから、大成功だろうな。
久しぶりにポップコーンやスナック類のニオイが充満し、ボリボリ、ガサゴソうるさい中で映画を見たって感じ。上映中にスマホの明かりをつけているのや、遅れてやってきて、前の席に座っている人の頭に脱いだ服だかなんだかが当たってもなんとも思わない観客もいたし、普段、映画館に行かない人間にアピールすることには見事、成功したようだ。
ただ、映画ファン、アニメ好きとしては全然オススメしない。
原作(でいいのかな)に思い入れがある人は別だが、そうでもない人は無理して見る必要はないと思う。「若おかみは小学生!」とか「カメ止め」のような真の口コミとは違うな。
でも泣いている人、結構多かったな…。あれで泣けるのか…。
全然、すみっコ好きが描かれていないんだけれどな…。
実際に飲み会でもすみっコに逃げざるをえない。あるいは気づいたら、すみっコに追いやられていた。そういうタイプの人間からしたら表面だけマイノリティに同情した偽善的作品にしか思えない…。
まぁ、感動するという触れ込みの作品だから、自分も感動しないと冷たい人間に思われるという先入観で感動している人もいると思うな。