自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

C.W.ニコル氏追悼

実は、これまでの人生で一番著作を読んだ作家って、ニコル氏なんだよね…。

中学生の頃から20代にかけて、かなりの著作を読んだな…。エッセイ、小説、対談もの問わず…。あと、著作をアニメ映画化した「風を見た少年」も見た。この主題歌でレベッカが復活したんだよな…。

そして、実は自分はかなり、ニコル氏に影響を受けていた時期があり、彼が歌った楽曲を収録した8センチCDシングル「りんごの木にかくれんぼ」なんてものを持っていたりもする。捨てたり売ったりせずに、今も持っているんだよな…。

 

ニコル氏といえば、忘れられないのは、「ラピュタ」公開の頃に行われたパヤオとの対談。「ナウシカ」や「ラピュタ」の作風から、環境保護を主張する人に見えたのか、ニコル氏はパヤオ環境保護について質問したのだが、パヤオは「興味ない」って答えたんだよな…。まぁ、でも、その後のパヤオの活動を見ると、環境保護活動家といえる動きもあるから、あの頃はそういう姿勢を見せるのが恥ずかしかったんだろうな…。

 

それから、花粉症がクローズアップされるようになった80年代に、その原因は国の方針でなんでもかんでも針葉樹に植え替えてしまったせいだというのを教えてくれたのがニコル氏だった。 しかし、あれから35年くらい経っているのに、変わらないんだよな…。まるで、国にとっては、国民が花粉症にかかっている方が都合がいいようにも思える…。何かの利権だろうか…。

 

そういえば、「C.W.って、カントリー&ウェスタンの略だろ?」ってネタにする人いたな。まぁ、ナチュラリストと、あの風貌でそう言いたくなる気持ちは分かるけれどさ…。

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