自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ!~映画になってちょーだいします~

ずっと家にいたくなかった。でも、遠出する気分でもなかったので映画館に行くことにした。
とはいえ、ジブリの再上映は新型コロナウイルス感染者が拡大しているとされる20代で賑わっているらしいので避けたい。
まだ見ていない新作映画で気になる作品はいくつかあるが、上映回数が少ない。
それに、今日はヘビーな作品を見る気分ではない。
ということで、頭を使わなくてもよく、なおかつ、上映時間も短めである「劇場版 ひみつ×戦士 ファントミラージュ!」を見てしまった。
本当、三池崇史って、出来・不出来はともかく、何でも撮る監督だな…。

テレビ版を全く見たことなかったが面白かった…。というか、メタ的作品になっているので大人の観客も楽しめる内容になっていた。しかも、映画撮影の話なので映画好きならさらに楽しめる作品だった。

本作には、“変な映画を撮る監督”として“黒沢ピヨシ”なる人物が出てくるが、それって、黒沢清のことか?三池崇史黒沢清をネタにするってだけで面白いよな…。2人とも海外の映画祭に好かれる監督だしな…。

そして、本作は何よりも音楽が良い。アイドルとアニソンの中間みたいな曲だけれど。今までCDショップでファントミラージュ関連作品を見かけて、ちょっと気になったりはしていたんだけれど、買うまでには至っていなかったが、この映画を機に本格的に興味を持ちそうだ。

ところで作中に何度か、“心の中で応援してね”みたいにキャラクターが観客に呼びかけるシーンがあるが、これって、コロナの影響で公開延期された期間に撮り直したのかな?

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