自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

テイラー・スウィフト『フォークロア』

テイラーの新譜を日本盤で購入。帯なしってのは、いかにも緊急リリースって感じがする。緊急リリースなので、日本盤を買ってもライナーノーツとかで情報収集もできないだろうし、日本向けのボートラもないだろうから輸入盤でいいかなとも思っていたが、MVなど収録のDVD付きということで日本盤を買った。
 

それにしても、本作収録曲のMVとかを見ていると、テイラーもアリシア・キーズみたいなスッピンとかナチュラルメーク路線に向かうのだろうかと、ちょっと気になってしまう。


とりあえず、今回のアルバムは10代から20代前半にやっていた音楽を30代の感覚で、しかも、今のコロナ禍の社会を意識して作っているから、彼女にとって久々の全米ナンバー1シングルが生まれたり、グラミー賞最有力と言われるのも当然だよなという気もする。

 

そして思う。結局、2nd『フィアレス』、3rd『スピーク・ナウ』の頃のちょっとポップなカントリーってのが皆が好きなテイラー・サウンドってことだよなと。最近のポップすぎる路線、最初は良かったけれど、それがどんどんエスカレートしてきて食傷気味になっていたってのはあるのかも。だから、このアメリカーナとかインディ・フォーク的な要素を持った新作が評判となっているのだろうなと思う。

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