自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

どうにかなる日々

あさがおと加瀬さん。」「フラグタイム」といったイベント上映系百合アニメで定評のある佐藤卓哉監督の最新作が新型コロナウイルスの影響による公開延期を経て、やっと公開を迎えたということで早速、鑑賞に臨んだ。

今回は百合のみならず、BLや男女間の恋愛も描かれていることにまず驚いた。しかし、もっと驚いたのは本格的なエロ描写があるということだ。

花澤香菜演じるヒロインの胸がもまれたり、服を脱がされたりするシーンがあるのには驚いた。あの花澤香菜の濡れ場があるとは!しかも、相手は小松未可子
さらに、BLのエピソードでは、教師と生徒のラブだし…。現在のポリコレ的観点から考慮すれば、ありえない描写だよな…。同人誌やミニシアター公開の作品ならともかくね…。
さらに、AV女優になった従姉妹に恋心を抱く男子小学生やその同級生女子がその従姉妹の出演したAVを見るってのも、ポリコレ観点で考慮すればNGだし、この男子と同級生女子が成長して中学生になったエピソードでは、校内で男子が女子の胸を触るシーンもある。これもポリコレ的にはNGだよな…。

ぶっちゃけ、見ている間はムラムラ来て仕方なかった。でも、どのエピソードも消化不良で終わるんだよね…。せっかく途中まで本格的だったエロ描写のみならず、話自体も尻切れとんぼで終わる。
昔、腐女子という言葉が出回る前にオタク女子が好きなタイプの作品を、ヤマなし・オチなし・イミなしの頭文字をとって、“ヤオイ系”なんて呼んでいたけれど、まさに、本作はそれだよね。
腐女子とかヤオイっていうと、BLのイメージが強いけれど、よく考えたら、オタク女子が好きなものはBLに限ったものではないしね。
ただ、オタク女子がヤマやオチやイミよりも雰囲気の方を重視する傾向は強いよねとは思う。

そして、改めてこういう女子受けのするアニメやコミックを自分が絶賛できない理由を思い出した。ヤマもオチもイミもないからなんだな…。まぁ、「鬼滅の刃」は女子受けしている作品にしては珍しくヤマもオチもイミもある作品だとは思うけれどね。

というか、オタクに限らず、女性って、“面白ければ細かいことなんて気にするな!”主義の人が多いよね。自分より年上の人でも、自分がディテールで批判したら、文句言って来た人いるしね。
自分は、その時代に存在しなかったものが描かれていたり、たとえば、ニュースの伝え方(アナウンサーの言葉遣いとか)が現実とかけ離れていたりしたら、リアリティのない適当に作った作品に見えてしまい、一気に冷めるけれど、女性は違うんだよね…。

それはさておき、エロシーンももう少しのところで終わり、話自体も中途半端で終わる生煮え状態の本作を見たせいでムラムラ状態がおさまらなくなってしまった。

風俗ではないと謳っているメンズエステを利用した際に、睾○マッサージという事実上、男性器に触れるサービスを受けても、イク寸前で止められてしまい、射○できず、ムラムラ状態が持続したままとなり、その後、ヌ○ありのエステとかデリヘルとかピンサロとかをハジゴしてしまうということがあると思うが、まさに、本作はそんな状態なんだよね。
なので、鑑賞中から続いていたムラムラを解消するために、今日の予定を変更して、ヌ○ありのエステに行ってしまった。
そこで出会った嬢は入店2日目ということだが、会った瞬間、“可愛い!”と思ったほどの大当たりだった。サービス中の照れている感じや、時々漏れる声がとても可愛いかった。

ところで、自分は何の話をしているんだ?アニメや映画の批評じゃなくなっているな…。

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