自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

HKT48×大人のカフェ 特別公演 「恋のストラテジー!」

新駅舎になってから初めて原宿駅を利用した。駅舎や駅前の風景を見て驚いた。自分の知っている風景とは全く異なっていた。そして思った。これって、今まで原宿と呼ばれていた部分がなくなり、隣接する表参道と呼ばれている部分に侵食されているのではと。つまり、若者ではなく金を使うバブル世代や団塊ジュニアあたりにターゲットを変えたということなのではないかと。

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それはさておき、自分が久々に原宿を訪れるきっかけとなったのは、HKT48メンバーが出演するコント劇を見るためだった。

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コントとはいえ舞台を見るのはコロナ禍になってというか、今年初めてだ。今年は観劇は無理じゃないかと思っていたが、10月という比較的はやい時期に見られるとは、本当、日本の芸能界って海外特に欧米と比べると呑気というか、コロナ禍である危機感を持っていないというか、そういう感じに思えてしまう。

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ところで、最前席の観客のみフェイスシールドの着用を義務付けていたが、座席は前席とずらすように配置しているのだから、2列目もフェイスシールドの対象とすべきなのではとも思った。もっとも、そうされたらされたで最前でもないのにフェイスシールドで見えにくい部分が増えるのは腹立つけれどね。というか、通常の数列分くらいあけて座席販売すればいいのに。まぁ、それだと利益が出ないんだろうが…。

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 話は変わって、肝心の舞台の話になるが、多少のミスはあったものの今回も面白かったとは思う。HKTと大人のカフェのコラボによるコント劇は原宿で開催されたものを見るのは今回が2回目。恵比寿で開催された公演を含めると3回目となるが、毎回、本筋と合間に挟まったコントを最終的に融合させる展開は強引だけれど感心する。

ただ、今回のコントの中で「仕事のできないAD」のネタだけは、ちょっと、AD経験者としては見ていて不快な気分になったな。パワハラ容認みたいな感じだし。まぁ、演者から見たADって、いまだにそういう扱いなんだろうなと思うと、本当、日本のエンタメ・マスコミ業界って老害の集まりなんだなと思ってしまった。

それから、大人のカフェのメンバーも、観客のほとんどがHKTファンなのにモチベーションやクオリティを落とさずに毎回、よく頑張っているよなというのも感心する。自分だったら、モチベーション下がると思うな…。

それはさておき、今回参加したHKTメンバー5人はいずれも巧者だった。豊永嬢は前からクリエイティブ志向なのは知っていて、彼女のインスタなども興味深く拝見していたが、今回も優れたパフォーマンスを見せてくれていた。あと、個人的には彼女は髪が長い方が似合うと思っているので、今の感じは好きかな。

しなもんは安定感抜群って感じ。メガネっ娘姿は可愛い。りこぴからはさすがHKT最年長という感じの頼りがいを感じた。まりあは、成長したな!キレイになったな!今まで、自分はロリではないので興味なかったが、最近のまりあには興味出てきたなと思った。まぁ、自分の年齢を考えたら今のまりあでも十分ロリなんですけれどね。そして、楓はこのコント劇を見たことによって、新たに推しメンに追加されてしまいそうと思ったくらい気になってしまった。

 

《追記》

コロナ禍なのに、過去の公演同様、終演後のお見送りがあって驚いた…。