自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

LAWSON presents TrySail Live 2021 “Double the Cape”(1日目)

去年2公演分のチケットが当選していたが、新型コロナウイルスの影響で中止になってしまった。というか、明らかに感染状況などを考慮すれば中止もしくは延期になるのは明白なのに、チケットを販売したこと自体おかしかったんだけれどね。

とりあえず、コロナ禍になって収入が減ったから、一度、ファンから金を徴収して、やりくりしてから返金するという自転車操業的なことをやったのではないかと勘繰られても仕方ないレベルだったと思う。

あるいは、ローソンチケットは去年は何故か、郵送されてくる返金用チケットを持ってローソンの店舗に行かないと返金されないというクソなシステムをとっていたが、その返金用チケットの郵送手数料という名目で金をファンから奪い取り、収入にしようとしていたのではないかと勘繰られても仕方なかったと思う。

さすがに、そのシステムはファンなどからブーイングを浴びたので、今回は電子チケットでの発券となったのは、少しは学習したんだろうなとは思う。

 

そういえば、公演の中止・延期といえば、1月開催予定だったのに延期されたままの夏川椎菜のソロコンはどうなったんだ?いい加減、一旦、返金するとか何とか対応した方がいいのでは?

f:id:takaoharada:20210307133813j:plain

それにしても、来場者に対して、相変わらず不具合だらけのCOCOAのダウンロードを呼び掛けているのはバカなんじゃないかって言いたくなる。一部映画館でも相変わらず、CMが流れていたりもするけれど、結局、芸能界は去年の緊急事態宣言時は、政権批判したせいで、支援的なもので冷遇されたから、去年の秋あたりからは、やけに政権にごますって、COCOAのダウンロード推奨で感染症対策しているフリをしているよね。まぁ、アニメやアイドルのオタクには、山田太郎が自分たちの味方だと信じて、簡単に自民党の思うままに洗脳されてしまうのが多いから、従順にダウンロードしているのが多いようだけれどね。

 

そして、相変わらず、運営側の対応も危機感がない。感染症対策のため、規制入場を呼びかけておきながら、開場時間までに開場できないって、運営側が感染症対策する気がないと思われても仕方ないでしょ。リハだのなんだのがおしているのかもしれないが、緊急事態宣言下なんだから、時間通りにきちんと進行しなくてはいけないんだよ。優先順位が分かっていないとしか言えないな。

 

本当、去年の緊急事態宣言が明けて以降参戦したライブや演劇で運営側に不満を持たなかった公演が一つもないって、どういうことなんだろうか…。運営側もファンもコロナは風邪論者ばかりなんだろうね。というか、左寄りの演目でもそうだからな…。日本の芸能人って自分勝手だよね…。いまだに、年内の通常公演は無理と言っている人が多い洋楽アーティストとは格段の違いだよな。

 

そんなモヤっとした気持ちを抱きながら参戦した今回のライブだが、座席はアリーナのほぼ最後列だった。正確には後ろから2列目。だったら、スタンド席の方が良かったかもって思ったりもした。とりあえず、最近参戦したライブでアリーナクラスで開催されたものでは4公演連続アリーナになっているけれど、なんだかなという気もする。

とりあえず、グッズ付きチケットを買ったり、アーティストのサイトの会員になっていればアリーナに潜り込めるチャンスは増えるのかもしれないが、必ずしもアリーナが良席とは限らないんだよな…。アリーナは段差がないから後方だと見にくいしね。

 

公演自体については一番印象的だったのは、“あれ?みんな立って応援しているぞ?”ということだった。去年11月に見た麻倉もものソロコンでは着席鑑賞が義務付けられていたが、今回は1曲目から観客が総立ち状態になっていた。というか、そのもちょのソロコンを見て以降で自分が参戦したライブは今回で6度目だが、着席鑑賞が義務付けられていたのはSTU48=LOVEだけだ。アニソンやアイドルではない一般邦楽も含めて多くのライブでスタンディング鑑賞がOKになっているのに、秋元系アイドルと、そこから暖簾わけした指原系アイドルだけ、いまだに着席鑑賞が義務付けられているのは何故?秋元系アイドルはファンが高齢化しているから?

 

そして、終演時間が20時10分と外出自粛開始時間をオーバーしていたことにも驚いた。まぁ、映画の終映時間やコンサートの終演時間は、飲食店の店内飲食可能時間とは違って、あくまでも協力のお願いだから、守らなくても罰則はないし、10分くらいのオシは誤差かもしれないけれど、守ろうとしないってことは、日本のエンタメ界は、“何の補償もないなら、そんなお願いなんて守らないよ”ってスタンスなんだろうね。

 

まぁ、冒頭に延々と朗読劇をやったり、途中の着替えタイムでメンバーが1人ずつ着替える間にファンのメッセージを長々と紹介するコーナーがあったりとかしていたから20時までには終わらないなとは思っていたけれどね。

 

それから、半分の座席しか販売していない上に規制退場をお願いしているということもあってか、国立代々木競技場第一体育館で鑑賞したライブの帰りとしては珍しく、すんなり、出入口から外に出ることができたのも印象的だった。

ただ、規制退場を守らない観客も多かったので、出入口から歩道橋までの区間は相変わらず混んでいたが。やっぱり、この会場って、ライブをやるべき施設ではないんだよね。スポーツ観戦であれば、途中入場者も途中退場者も多いけれど、ライブってのは、仕事などの都合で開演に間に合わなかった人や、遠征していて、終電の都合がある人などを除けば、ほぼ全員が開演から終演までいるからね。

 

という感じで、文句ばかり言っていると思われるかもしれないが、TrySailのライブをやっと見られたことには大満足なんだよね。

特に、「Free Turn」、「ごまかし」といった去年リリースのシングル曲を聞けたのは嬉しかった。そして、何といっても一番聞けて良かったのは「Sunsetカンフー」。ノベルティ・ソングでありながらも、ライブを盛り上げるスーパー・アンセムになっていると思う。そして、「azure」は名曲だと思う。

 

最後にどうでもいいことを一言。

TrySailに興味を持ったきっかけは雨宮天だった。アニメ「一週間フレンズ。」のヒロイン役および、そのヒロイン役として歌ったキャラソンスキマスイッチのカバー「奏」で興味を持つようになった。それから、汚れていないゆいはんみたいなルックスも興味を持ったきっかけだった。

そして、しばらく雨宮天中心にTrySailを追っていたが、もちょのソロ曲「カラフル」がリリースされた頃より、もちょの可愛さに気付き、もちょ推しになってしまった。その流れで去年はソロコンにまで行ってしまったし。

とはいえ、もし、この3人の中で付き合えるとしたら、雨宮天でも麻倉ももでもなく夏川椎菜がいいなと思ったりもするんだよね。

まぁ、何言ってんだ俺?って感じだけれど。

f:id:takaoharada:20210307133802j:plain