自腹批評

テレビ番組制作者が自腹で鑑賞したエンタメ作品を批評

『TOKYO IDOL FESTIVAL 2020』オンライン開催に変更で思うこと

TOKYO IDOL FESTIVALが今年は中止というかオンライン開催になってしまった。今年は五輪の都合で(延期になったけれど)10月上旬開催に設定されていたが、例年だったら今頃がTIFのシーズンだったんだよな…。
毎年、TIF焼けとも呼べるような日焼けをしてしまい、仕事関係の人に“どこ行ったの?”とか聞かれていたもんな…。
まぁ、アイドル好きの人には、すぐにバレたけれどね。
ということで、これまでに自分が参戦したTIFを振り返ってみたくなった。

 

2014年 初参戦(1日目のみ)

目当てはHKT。そして、ライブ・モンスターと呼ばれるHKTのライブ盛り上げ力を実感し、以降、2019年まで毎年、フェスや単独公演を含め、HKTのステージを見るようになる。今年は無理か…。そういえば、この時、アイドル時代のハシカンを見たな…。それから、企画ステージで見た大森靖子アナーキーなパフォーマンスもすごかった。

 

2015年 全日程初制覇(2日目は1ステージしか見ていないけれど)

1日目はまさかの、さいたまスーパーアリーナで開催された川栄李奈卒業コンサートとのダブルヘッダースパガを初めて見たのはこの時かな。
2日目はHKTだけ見たが、激混みでよく見えなかった。でも、ライブ・モンスターぶりは実感できた。

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2016年 この年から3日間開催に(一応、3日間とも会場にいたが、2日目はお目当てのステージが整理券制で入手できなかったため、1ステージも見ずに会場を去った)

1日目はチーム8、3日目は欅坂の整理券を何とか入手して見ることができたが、何か整理券制って違うよね。フェスの魅力を損なっているよねと思った。

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2017年 完全に3日間とも参戦(とはいえ、滞在時間が長かったのは2日目だけ)

前年の整理券制の反省からなのか、事前販売の特別なチケットを持っている人のみが参加できるステージをもうけたが、正直、イベント的なものばかりでどうなのよとは思った。それから、指原莉乃チェアマン制度というのも始まったのもこの年からか。まぁ、地上波で取り上げやすくするための策としては妥当だし、彼女自身もアイドルをプロデュースする立場だから人選には何の問題もないと思う。
2日目は指原チェアマンがメンバーとして参加する(当時)HKTがトリを務めたが、さすがライブ・モンスターという感じだった。また、同じく彼女がメンバーだった(当時)STUと彼女がプロデュースするイコラブを初めて見たのもこの時だった。
大人気で入場制限がかかったため(ロック系フェスみたい…)途中からしか見られなかったが、欅坂は平手の不調を感じさせるステージだった。あと、厄介ファンの多さも感じた。最近、改名すると発表したが、欅坂の下降は既にこの時には始まっていたんだよなと改めて思う。というか、この年の春に出た「不協和音」で欅坂というグループそのものにも不協和音が鳴り響きはじめていたんだろうなというのを実感する。
それから、BiSH。ファンのアナーキーさを実感したステージだった。そして、ファンはマンセーしていたが、同じ曲を何度もパフォーマンスするステージはダメでしょと思った。フェスというのは、コアなファン、ライトなファン、何となく知っている層、ほとんど知識がない層、全く知らない層、全てを楽しませなくてはいけないと思うんだよね。
BiSHはコンスタントに良曲を出しているが、ライブに行く気が起きないのは、現場新規が入りにくい雰囲気を作っているファンと、こういうセトリをするグループ側のせいかな…。

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2018年 仕事の都合で2日目しか見られなかった

熱中症になりそうなくらい暑かったな…。
そして、イコラブのファン層の広さを実感した。というか、女子ファンも多いし、男も若いのが多い。
そして、この年から野外の特設大型ステージがなくなり、Zeppがメイン会場になってしまった…。TIFの知名度が上昇するのに合わせて無銭エリアの観客が増えたから、なるべく大物クラスは有料観客しか入れないZeppにしようっていう経済的理由なのかな?でも、Zeppでは観客をさばききれないよね…。

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2019年 この時期に合わせて夏休みを取得できたので3日間の全日程参戦

1日目は何と言っても、眉村ちあきというアーティストの素晴らしさを発見できたことが最大の収穫だった。それから、さしさんが抜けた後のHKTのステージを初めて見たのがこの時だった。
2日目は前座扱いとなったNGTの本格的復帰ステージを見たのに始まり、夜には日向坂を見た。ただでさえ、大混雑なのに厄介ファンだらけでほとんどメンバーの様子を見ることができなかった。欅坂やNGTのファンをやっていたような厄介が流れてきたって印象だったな。
3日目は再び眉村ちあきを見た。すっかりファンになっていた。そして、指原莉乃プロデュースの新グループ、ノイミーのステージを見た。イコラブ同様、すぐに好きになってしまった。

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それにしても、TOKYO IDOL FESTIVALの略称であるティフ(TIF)は、アイドル業界のみならず、一般マスコミやドルオタまでアイドルに興味がある人には満遍なく浸透しているが、東京国際映画祭の略称であるティフ(TIFF)って、映画祭に出入りしている関係者以外には全く浸透していないよな…。映画関係の取材をしたことがあるマスコミ関係者や一般の映画マニアですらティフって呼ばないもんな…。